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クローズアップ26Kyushu University Campus Magazine_2010.11る「第1回CDプロジェクト」を開催しました。このプロジェクトでは、神戸大学大学教育推進機構の川嶋太津夫教授による『カリキュラム論事始め』と題した講演や、メンバーによる対話型ワークショップ、さらにチームの成果発表・ピアレビュー(相互評価)会が行われました。 Q-Linksは今後3年間、CDプロジェクトに、来年度から始まるOD(組織開発)プロジェクトを柱に、より多くの賛同校に呼びかけながら、教職協働型研修事業を展開していく予定です。 さらに、2010年度のQ-Linksの総括としては、2011年2月19日(土)にQ-conference2010(カンファレンス:活動報告会)を西南学院大学において開催することが決定しています。賛同校による教育改善に関するポスターセッションや、第1回CDプロジェクトの成果報告、企画セッションなど、充実したプログラムが予定されています。この機会に、ぜひQ-Linksの活動の様子や、各賛同校の教育改善に向けた実践状況に関心をお寄せください。皆さまのご参加をお待ちしております。(Q-Links事務局)※本事業は、平成21年度から5年間の計画で、文部科学省特別経費の交付を受けて推進するものです。 Q-Links(九州地域大学教育改善FD・SDネットワーク:Kyushu Learning Improvement Network for Staff Members in Higher Education)は、2009年10月に発足した九州・沖縄地域のFD・SDネットワークです(※)。九州大学を含む福岡市内6大学の機関メンバーシップ(以下、賛同校)で始まったQ-Linksは、現在、26大学3短大と九州・沖縄全域に広がりました。また、全国的に広がっている個人メンバーシップ(以下、賛同者)も、25名を超えました。 賛同校や賛同者数の増加とともに、Q-Linksの活動も、「FD・SDの人的ネットワーク」の構築を中心に展開されてきました。例えば、メンバーシップによる勉強会(Q-place)では、各賛同校の大学グッズをテーマに女性職員が語り合うイベントや、賛同校の事例をもとにした組織開発に関する学習会などが開催され、学習・教育の改善の推進について相互に学び合う機会を提供してきました。他にも、今年の夏には全賛同校を訪問するQ-caravan(キャラバン)を実施。各大学のFD・SD担当者と直に会い、どの様な環境や思いで日常の教育改善に取り組んでいるのか、率直に語り合う貴重な機会を設けることができました。 そして2年目を迎えたQ-Linksでは、また一つ、新たな活動が始まりました。その名もQ-Lab(ラボ)。教職協働型の研修事業として始まったQ-Labには、「Laboratory(ラボラトリー:実験室、工房)」と「collaboration(コラボレーション:協働)」の2つの意味が込められています。Q-Labは今後、教育改善における問題について、Q-Linksメンバーシップの協働によって新たな手法やアイデアを創出・試行していく場として期待されています。今年度はまずCD(カリキュラム開発)をテーマに、10月~12月の3か月間、12大学25名の教職員によ九州地域大学教育改善FD・SDネットワーク(Q-Links)2年目の挑戦! 教職協働で教育改善Q-conferenceやQ-Labの詳細については、Q-Linksホームページ(http://www.qlinks.kyushu-u.ac.jp/)をご覧ください。第1回CDプロジェクトstep2(セッション)の様子第1回CDプロジェクトstep1(スタートアップ)の様子

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