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19Kyushu University Campus Magazine_2011.1食育や環境保全型農業に関する研究を推進。聞き手 芸術工学研究院 石川 幸二 教授比良松 道一 農学研究院 環境農学部門 助教ひらまつ みちかず農業の根本的な問題解決につながる研究をしたかった石川 農学を研究しようと思われた理由をお聞かせいただけますか。比良松 最初から農学を研究しようとは思っていなかったんです。子どもの頃から生き物が好きだったので、動物学を学ぼうと思っていました。それで、進むべき大学を考えていたら、高校の先生から九大の農学部に動物学を専門に研究できるところがあると聞いて、本学に進学することに決めました。石川 それが、どうして園芸学の方へ進むことになったのですか。比良松 入学当初は動物学を学ぶつもりでいたのですが、大学で様々なことを学んでいるうちに、食の世界に興味を持つようになったんです。特にワインに惹かれて、その原料となるブドウを研究したいと思うようになりました。幸い、教養課程を終えて3年生になるまでの間に、段階的に専門を決めればよかったので、園芸学の方へ進むことにしたんです。石川 卒業後は、農業試験場に勤めていらっしゃいますね。その後、また大学に戻られたのは、どのような理由からですか。24「フロントランナー」は、九州大学の研究の最前線をインタビューで紹介するシリーズです。シリーズ第24回目は、農学研究院の比良松道一助教に、芸術工学研究院の石川幸二教授が聞きます。命のつながりを伝えることが、私の使命。

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