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32Kyushu University Campus Magazine_2011.1 「大きい大学だなあ。」これが僕が2009年の8月にジョージア大学に到着したときに思ったことです。広大なキャンパスを移動するには学内を無料で運行しているバス無しでは大変で、時間割を組むときには移動時間を考える必要があります。 大学では、多種多様な授業が開講されていて、僕は英語の授業と並行して様々な授業を履修しました。中でも印象に残っているのは国際関係学。世界各地の国をモデルケースに大学情報交換留学について詳しく知りたい方は、「九大生のための海外留学情報」(http://www.isc.kyushu-u.ac.jp/intlweb/study/)をご覧ください。過去の交換留学生による報告書も大学毎にたくさん掲載しています。 ジョージア大学はジョージア州最古にして最大の総合大学で、1785年に創立された。伊都キャンパスの10倍近い広大なキャンパスに3万人以上の学生が在籍している。教育水準の高い大学であり、ビジネススクールやジャーナリズムスクールは特にレベルが高い。 留学プログラムが充実しており、世界各地の大学と交換留学協定を結んでいる。そのため数多くの留学生が在籍している。また世界各地に留学する学生も多く、その数は全米の大学で5位になるほどである。 他には、スポーツが盛んでレベルが高く、様々なチームが全米トップ10にランクインしている。特にアメリカンフットボールは人気があり、ホームゲームが行われる前日から大学構内は試合を観戦しにきた人々によってまるでお祭りのような騒ぎになる。 また、キャンパスに接しているダウンタウンは規模こそ小さいものの様々なバーやレストランが存在し、特に週末の夜は大変賑わっている。して、どのように国が発展していくのか、なぜ戦争は起きるのかなどということを勉強しました。専門外の内容ということもあり、授業についていくのは大変でしたが、担当の教授の語り口はとても面白く、また学生もとても熱心に授業に臨み、ときには熱い議論が交わされるなどとてもいきいきとした授業でした。この授業を通していかに自分の世界観が狭かったかということに気付かされ、世界全体を見渡す広い視野が必要だと痛感しました。 授業外では、留学中に出会った友達といろいろなところを旅行したのが良い思い出です。旅行といっても観光地だけでなく、友人の実家を訪れたり、大学一年時の夏に一カ月ホームステイしたときの家族に再会したりなど、交換留学をしていなければできなかった貴重な体験をすることができました。 留学が終了して早くも半年が過ぎてしまいましたが、今振り返ってみると本当に有意義で楽しい留学生活だったと思います。ジョージア大学(右上)学校の友人と(左端が筆者)(上)アメフト試合の様子(下)正門キャンパス内の様子交換留学先アメリカ 九大生が案内する世界のキャンパス工学部3年 鈴木 陽洋(すずき はるひろ)

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