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34Kyushu University Campus Magazine_2011.1 部員は元気で明るい人が多いです。みんなそれまでやったことがなかった馬術の世界に思い切って飛び込んでみた…って人ばかりで、好奇心が旺盛な人が多いんでしょうね。怖いもの知らずといいますか、個性派と言いますか…。みんなで集まると、それはもう賑やかです。 また、一緒に馬の世話をすることで絆が深まっている気がします。馬に元気でいてほしい、いいコンディションを保って一緒に戦いたいという気持ちはみんな同じですから。同じ思いを持って同じ経験・時間をたくさん共有できていることがいいんだと思います。―最後に馬術部のアピールと今後の目標をお願いします。同時に楽しさであると思っています。付き合ってみてよくわかりましたが、馬は本当に賢くて、繊細です。乗る人や世話をする人の態度や気持ちをすぐに感じ取ってしまうんです。だからこそ、まず自分たちから馬を信頼し、馬に心を開いてもらわないといけません。そうして「人馬一体」となって競技に臨むのです。―馬の世話もしているんですね。 そうですね。食事や掃除といった馬の世話は部員が責任を持って引き受けています。病気になったときは獣医の先生を呼んで一緒に看病もしています。ずっと世話をしていると、餌の食べ具合をちょっと見ただけで、「今日は調子悪いのかな?大丈夫かな?」ってわかってしまうくらいです。大変だなと思うこともありますが、その分、競技で一緒に頑張っていい成績が出たときの喜びは大きいです。きっと、馬の分の喜びも加わって2倍…いや、それ以上に倍増しているんだと思います。―まさに苦楽を共にしている戦友と言えますね。ところで、人間同士…と言いますか、部員の皆さんの雰囲気はどうですか? 個性派メンバーばかりの部の仲間もそうですが、さらに馬術部は去年創部85周年を迎え、頼りになるOBの方がたくさんいます。また、伊都の農場では、馬術をされる一般の方とも知り合えます。馬術部に入っていなかったらこのように出会うことも無かったであろう方々とたくさん知り合うことができました。馬術部のおかげで大学生活が楽しくなり、人生が広がったのは間違いありません。 あと、「馬に朝ごはんをあげなくちゃ!!」という思いから、苦手な早起きを克服できたことや、高いレッスン料を払ってどこかで習うと考えたら部活として馬術ができるのはかなりお得ですよ。ということもアピールしておきますね(笑)。 そして目標は七大戦優勝です。七大戦の馬術競技では今のところ「強豪」がいなくて、順位も毎年変わります。ここはお世話になった先輩方に恩返しする意味でも、是非とも優勝を狙いたいですね。馬術部の活動を通して、真剣な表情と、愛情あふれる表情の両方を見せてくれた部員の皆さん。それは馬も同じでした。お互いを信頼し合った仲間として認め合っているようです。九州大学馬術部は他の部より一足早く、5月に七大戦を迎えます。今年の舞台は北海道。たくさんの期待を背に、最南端から挑む、九大馬術部は、北の大地で人馬一体となった走りを見せ、活躍してくれることでしょう。■馬術部 Webサイト http://qdaibazyutu.web.fc2.com/index.html

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