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3Kyushu University Campus Magazine_2011.1Kyushu University Campus Magazine_2011.13倉地 幸徳九州大学理事・副学長特集知の世界的拠点大学へ 九州大学は、グローバル化の進展を早くから見据え、国際化に取り組んできました。 2009年の文部科学省の国際化拠点整備事業(グローバル30)への採択や、2010年の世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)への採択によるカーボンニュートラル・エネルギー国際研究所の設置など、近年、九州大学の国際化は加速しています。 今号の九大広報では、「知の世界的拠点大学へ」と題し、九州大学の国際化の取り組みについて紹介します。文部科学省の「世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)」への採択を受け、平成22年12月、イリノイ大学のペトロス・ソフロニス教授を研究所長に迎えてカーボンニュートラル・エネルギー国際研究所[I2CNER(アイスナー):International Institute for Carbon-Neutral Energy Research]がスタートしました。オープニングセレモニーが行われた翌日、稲盛財団記念館において、倉地幸徳理事・副学長がソフロニス所長にインタビューを行いました。特別対談I2CNERは基礎科学を通してエネルギー問題の解決を目指す 倉地幸徳 ソフロニス所長、お会いできて光栄です。九州大学の皆が、I2CNERの発足と、先生を所長にお迎えできたことを喜んでいます。今日はまず最初に、先生のご経歴についてお聞かせください。ギリシャのご出身と伺っていますが、米国に移られたきっかけは何だったのでしょうか。ペトロス・ソフロニス 子供のころ、アポロ11号のニール・アームストロング船長が人類で初めて月面に降り

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