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19Kyushu University Campus Magazine_2011.5|九大百年開学式・初代総長胸像設置式を挙行|平成23年5月13日(金)、伊都キャンパスにおいて、九大百年開学式・初代総長胸像設置式が挙行されました。本学では当初、本年5月に創立百周年記念式典や祝賀会等の開催を予定していましたが、このたびの東日本大震災の甚大な被害に鑑み、開催を来年5月に延期することにし、今回は、学内関係者のみでの開催となりました。稲盛財団記念館で行われた開学式では、まず有川総長が、「知の新世紀を拓くをコンセプトに新たな百年を見据え、自律的に改革を続け、教育の質を国際的に保証するとともに、常に未来の課題に挑戦する活力に満ちた最高水準の教育研究拠点となることを基本理念とし、これからの百年の発展を築いていきます」との挨拶を述べました。続いて、学生が提案する、チャレンジ精神、起業家精神に富んだ研究・実践プロジェクト「C&Cプロジェクト」の総長賞表彰があり、総長賞受賞の大学院システム情報科学府修士2年の木村一郎さんから研究成果の発表があり、最後に、本学の創立百周年を記念し、芸術工学研究院の中村滋延教授の作曲による「九大百年祝典序曲」の受贈が行われました。式終了後は、センターゾーンで山川健次郎初代総長胸像設置式が行われました。この胸像は本学の創立百周年にあたり、山川初代総長の出身地・会津若松市から寄贈いただいたもので、箱崎キャンパスから移植した松とともに設置されました。胸像の台座には、「修養が広くなければ完全な士と云ふ可からず」ということばが刻まれています。このことばは、山川初代総長が九大生を前にして最初に行った総長訓示から選ばれたものであり、九州大学の建学の精神となることばであり、九州大学で学ぶ学生に広く語り継がれるべきことばです。今回の胸像建立を機会に山川初代総長について広く知っていただき、九州大学創立の原点、その建学の精神を共有するために刊行された冊子。今後、冊子は、内外の九大関係者に広く配布する予定です。

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