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24Kyushu University Campus Magazine_2011.5 本学を中心とする、大学や糸島市で構成する糸島ラーメン・プロジェクトが、糸島産「ラー麦」を使い開発した「糸島『ラー麦』メン」の試作品を完成させました。 糸島ラーメン・プロジェクトは、平成22年5月に締結された本学と糸島市の連携協力協定を基に糸島市が創設した「糸島市九州大学連携研究助成」事業に、本学農学研究院下田満哉教授が提案した「糸島産の原料を使ったラーメンの開発に関する研究」が採択されたことに伴い発足したものです。 プロジェクトは、福岡県が博多ラーメン専用の麦として開発した「ラー麦」を原料に、糸島産ラーメンの製品化を目指しているもので、本学と糸島市をはじめ、中村学園大学、福岡工業大学、糸島農業高校、JA糸島の他県内の製粉会社とスープ会社にも加わっていただきました。 今回の試作品は、麺にもスープにも一家言を持つメンバーが議論を重ねた上でたどり着いたもので、糸島産ラー麦100%の麺を使用しており、スープも味と香りにこだわっています。ラー麦麺の特徴を出すために、麺は通常よりも少し太めです。パッケージについては、糸島「ラー麦」メンに相応しいデザインを本学芸術工学研究院の佐藤優教授が担当しました。 プロジェクトでは、今回の試作品についてアンケートを行い、産、官、学、地域との連携による糸島ならではの特産品としての製品化に取り組みます。(九州大学大学院農学研究院分室) 先端研究施設(次世代エネルギー実証施設)の整備事業として建設中であった「風レンズ風力発電設備」及び関連施設が、平成23年3月末に完成しました。 本事業は、伊都キャンパスにおける地球環境調和型の自然エネルギーとして、低炭素社会の実現とエネルギーの安定供給のために、九州大学開発の風レンズ風力発電設備(応用力学研究所 大屋グループで開発)を設置し、自然エネルギーの活用及び風レンズ風力発電設備の大型化に向けた実証実験を行うものです。 なお、風レンズ風力発電設備付近への立ち入りについては制限していますが、高さ32m、レンズの直径15mの風レンズ風車は伊都キャンパスウエストゾーンから確認することができます。○設置台数・場所 ●70kW機×2基 キャンパス北西部に設置 ●5kW機×10基 総合グラウンド部分等に設置 ●計測施設(次世代エネルギー実 証施設)鉄骨造2階建て延べ面積 864㎡(大学発技術の実証の場 及び情報発信拠点として活用) ウエストゾーン・西地区に設置○年間予想発電量 約12万kWh(施設部)糸島「ラー麦」メンの試作品が完成■トピックス伊都キャンパスに 風レンズ風力発電設備が完成 工学系実験施設群より風レンズ風力発電設備(70kW機)を臨む糸島「ラー麦」メン次世代エネルギー実証施設 風レンズ風力発電設備(70kW機)

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