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28Kyushu University Campus Magazine_2011.5 2010年10月からドイツにあるホーエンハイム大学に留学しています。私の参加している大学院のプログラムでは授業は英語で行われており、交換留学生は多岐にわたる分野の中から自分の興味のある講義を自由に受講することができます。 ここには、世界各国から様々なバックグラウンドを持っている学生が集まっています。例えば、出身国ではすでに農業大学の先生として働いた経験がある発展途上国から来た人、開発コンサルや海外青年協力隊で働いた後に留学している先進国から来た大学情報交換留学について詳しく知りたい方は、「九大生のための海外留学情報」(http://www.isc.kyushu-u.ac.jp/intlweb/study/)をご覧ください。過去の交換留学生による報告書も大学毎にたくさん掲載しています。 ドイツ南西部の経済の中心地であるシュットガルトと言う都市にホーエンハイム大学は位置しています。バーデン・ヴュルテンベルグ州の州都でもあるシュットガルトにはベンツやポルシェの自動車メーカーの本社や、バレーやオペラの劇場もあります。ここホーエンハイム大学では、農学・経済学分野の講義が幅広く開講されており、語学の授業もドイツ語、英語に限らず充実しています。生徒数は約6000人、そのうち約1000人が90か国以上から集まった正規・交換留学生で、毎年多くの留学生を積極的に受け入れています。市街地まで公共交通機関で約30分とアクセスも比較的よく、小さな静かな町の中にある大学の雰囲気はのんびりとしていてとても住みやすい環境です。18世紀に建てられたお城を利用した美しい図書館や、Hohenheim Gardenと呼ばれる大学周辺の広い公園は、ホーエンハイムの魅力の一つになっています。人…などなど。このメルティング・ポットの中で、一緒に授業を受け、みんなでディスカッションすることはとても勉強になり、貴重な経験です!また、エクスカーション、プレゼンテーションといったものも講義には多く取り入れられており、実際に現場に足を運び自分の目で見て・感じる、と言う自主的に学ぶ姿勢の大切さも学びました。 初めは講義では英語がなかなか聞き取れず、大学院生用の授業を受けているので授業についていくのは難しかったのですが、予習・復習を続け、授業に積極的に参加することによって次第に理解できるようになりました。 ホーエンハイムでのたくさんの新しい友達との出会い、これは私の宝物です。みんな親切で、明るくて前向き、そして勉強熱心。そんな素敵な人との出会いに感謝しつつ、残りの留学生活も一日一日を大切に、有意義に過ごしたいと思います。 最後に、留学に少しでも興味のある方は、ぜひ九大の交換留学のプログラムにチャレンジして欲しいと思います。ほんの少しの勇気と努力で、自分の知らなかった新しい世界に出会えます。ホーエンハイム大学(右上)寮のみんなでドイツ料理を 作りました!(上)大学の近くにあるホーエンツ オレルン城(下)「Japanese night!」お寿司を 作って友達を招待しましたキャンパス内の様子交換留学先ドイツ 九大生が案内する世界のキャンパス農学部4年 上田 彩季(うえだ さき)

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