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文部科学省「大学の世界展開力強化事業」の一環として「エネルギー環境理工学グローバル人材育成のための大学院協働教育プログラム」(略称「キャンパスアジアプログラム」:総合理工学府、構想責任者:寺岡靖剛教授)が採択され、そのキックオフイベントとしてスプリングセミナーが、平成24年3月12日(月)・13日(火)の二日間にわたり、筑紫地区総理工キャンパス内において、開催されました。 スプリングセミナーに先立ち、キャンパスアジアプログラムに参加する九州大学有川節夫総長、協働校である釜山大学校Kim KiSeob学長、上海交通大学Huang Zhen副学長によるMOU調印式が行われ、同プログラムが正式に発足しました。引き続き開催されたスプリングセミナーには、釜山大学校から教職員8名、学生10名、上海交通大学から教職員6名、学生10名が参加し、大屋裕二教授による基調講演、各大学の構想責任者によるプログラム紹介のほか、伊都キャンパス水素センター見学、日中韓の学生による環境問題に関するディスカッションなど密度の濃いイベントとなりました。同プログラムは英語を公用語とし、九州大学と協働校間の学生の交換留学事業(派遣・受け入れ共に6か月間及び10日間程度のサマースクール)を今後4年間にわたって継続実施し、エネルギー環境理工学分野においてダブルディグリーを取得したグローバルに活躍できる育成人材を目指すものです。キャンパスアジアプログラム採択 スプリングセミナーを開催Kyudai 平成24年4月5日、福岡県糟屋郡篠栗町の本学農学部附属演習林において、演習林百周年記念植樹及び桜見学会を行い、篠栗町や久山町の関係者と、有川節夫総長をはじめ本学関係者約70名が参加しました。 1912年に樺太演習林・朝鮮演習林が設置されてから今年で百周年を迎える演習林では、本年12月に記念シンポジウムを予定していますが、それに先立ち、サクラ(ソメイヨシノ)の記念植樹を行いました。 1967年に旧庁舎が移転した記念として植えられた桜並木を参加者に見学いただいた後、三浦正篠栗町長、久芳菊司久山町長、有川節夫総長、吉村淳農学研究院長、吉田茂二郎演習林長より植樹が行われました。 植樹後は、パネル展示による各研究室の研究紹介と懇親会が行われました。会では、林内で採れたタケノコやシイタケのほか、演習林が所在する福岡、宮崎(椎葉村)、北海道(足寄町)の名産物の料理が並びました。また、篠栗町、久山町ともに町の大半を占める山地の活用に関して活発な意見交換が行われ、演習林には、引き続き地域の発展や活性化に寄与すること並びに広大なフィールドを活かした実践教育を通じて多くの優秀な学生を輩出することを期待する声が聞かれました。演習林百周年記念植樹及び桜見学会を開催3大学 学長・副学長によるMOU締結(左から、Huang Zhen上海交通大学副学長、有川総長、Kim KiSeob釜山大学校学長)学生ディスカッションの様子Kyushu University Campus Magazine_2012.5 25

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