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伊都キャンパスで受け入れる国内外研究者の新たな居住施設となる「伊都ゲストハウス」が完成し、平成24年4月12日に完成披露式典を開催しました。 伊都キャンパスでは、水素エネルギーやナノテクノロジー、有機光エレクトロニクスを始めとする数多くの国際規模の大型プロジェクトや産学連携研究プロジェクトが実施されており、今後も国内外から多くの研究者の来訪が見込まれていることから、宿泊施設建設の要望が数多く寄せられていました。 「伊都ゲストハウス」は純木造の公共建築物としては福岡県内最大規模となる木造3階建て、延べ面積2110㎡で、全戸数33戸に加え会議室や多目的ホールも備え、総事業費の約半分を平成22年度福岡県森林整備加速化・林業再生事業の補助金により賄われ、使用した木材の約6割は福岡県産木材を使用しています。 完成披露式典には、福岡県議会の塩川秀敏農林水産委員会委員長、福岡県農林水産部の松尾智昭林業振興課長、財団法人九州大学学術研究都市推進機構(OPACK)の小田原智一理事長ほか地域行政機関関係者を来賓にお迎えし、有川総長をはじめ本学職員が多数出席しました。式典後には、施設の概要説明と内覧会を行い、参加者は、福岡県産木材をふんだんに使用した施設や家具に大きな関心を寄せていました。 伊都キャンパスの豊かな自然環境に調和した外観と、国内外の研究者を迎えるに相応しい和の雰囲気を感じられるシンボル的な施設として、居住者同士の交流はもとより、学内外の様々なイベント等による地域との交流も期待されます。研究者向けの木造宿泊施設「伊都ゲストハウス」が完成Kyudai 平成24年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を、本学教員が受賞しました。科学技術分野の文部科学大臣表彰は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的として行われているものです。 なお、本件については、文部科学省からも平成24年4月9日付けで報道発表されております。科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞(参照:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/04/1319413.htm)若手科学者賞■ 「糖尿病モデルマウスにおける膵β細胞の分化再生誘導の研究」 稲田 明理 医学研究院 准教授 ■ 「衛星加速度計観測による下層大気と熱圏と電離圏結合の研究」 木村 会欣(劉 会欣) 理学研究院 准教授 ■ 「細胞内のミトコンドリア動態とその生理機能に関する研究」 小柴 琢己 理学研究院 准教授 ■ 「拘束下の高分子鎖の研究」 坂上 貴洋 理学研究院 助教 ■ 「免疫反応を制御する受容体の構造と機能の研究」 白石 充典 薬学研究院 助教 ■ 「植物における光により制御される葉緑体定位運動の研究」 末次 憲之 理学研究院 特任助教 ■ 「プラズマ乱流非線形解析による帯状流駆動機構実測の研究」 永島 芳彦 応用力学研究所 准教授 ■ 「分子雲コア中での星と惑星形成の研究」 町田 正博 理学研究院 准教授 26 Kyushu University Campus Magazine_2012.5

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