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認識を形成すること、加えて、アントレプレナーシップ教育の必要性の日本国内での認知度向上を目的とするものです。アントレプレナーシップ教育を体系化したテーマとして扱うイベントは希少であり、先鞭をつける試みでした。欧州からは、ヨーテボリ・インターナショナル・バイオサイエンス・ビジネス・スクール(スウェーデン)からBoo Edger博士、米国からは、アントレプレナーシップ・ノースウエストを主宰するNorris Kruger博士、シンガポールからは、シンガポール国立大学アントレプレナーシップ・センターのWong Pho Kam博士を招聘しました。ワークショップは3日間の日程で開催され、1日目は、日本ユニシス株式会社 特別顧問 島田精一氏より「アントレプレナーシップと経済のグローバル化」について基調講演を頂いたのち、各国でのアントレプレナーシップ教育の在り方について報告、日本のアントレプレナーシップ教育はどうあるべきかをテーマとするパネルディスカッションを行いました。初日は、多くの方の理解を深めるために一般公開とし、シンポジウムに先立ち、QRECの活動報告及び、QRECの活動成果を示すために学生支援プロジェクトC&C2011の優秀者よりプロジェクトの成果の報告も行いました。 2日目は、海外での実際に行われているアントレプレナーシップ教育を九大生が直接体験することを意図し、箱崎キャンパスにて、本学学生を対象とした特別講義を行いました。講義は全て英語で実施、各講義の中では学生主体のグループディスカッションを行い、その成果を英語で発表しました。最初は尻込みしていた学生もプログラムがすべて終了する頃には、すっかり胸襟を開き満足度の高い経験となった模様です。 3日目は、会場を東京に移し、三菱地所の運営する東京21Cクラブとの共催で、「教育者のためのアントレプレナーシップ教育」と題し、アントレプレナーシップ教育に携わる大学関係者を多数参集し、各国の教育モデルに関する現状報告の後に、谷川徹センター長を交えたパネルデスカッションで締めくくりました。3日間それぞれ異なる意図、異なる聴衆を対象とするワークショップでしたが、参加者の感想はいずれも高評価であり、大きな足跡を残すイベントとなりました。なお、初日の模様は近々に、iTunes Uなどのコンテンツとして公開する予定ですのでご覧ください。◎QRECの活動の詳細は Webサイトをご覧ください。http://www.qrec.kyushu-u.ac.jp/アントレプレナーシップ教育に関する国際ワークショップ 平成24年7月17日(火)〜19日(木)までの3日間、ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)主催で欧米アジアより先駆的なアントレプレナーシップ教育の実践者を招聘し、アントレプレナーシップ教育に関する3日間の国際ワークショップ 今、求められるアントレプレナーシップ教育〜欧米アジアの先進事例から学ぶ〜 を開催しました。 今回のワークショップは、どのようにアントレプレナーシップ教育を行うべきかを議論し、日本のアントレプレナーシップ教育のあり方を再考し共通1日目 国際シンポジウム3日目 教育者向け国際セミナー2日目 学生向け特別講義“”Kyushu University Campus Magazine_2012.9 21

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