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クローズアップ❶ 文部科学省の補助事業「大学の世界展開力強化事業〜ASEAN 諸国等との大学間交流形成支援〜」に、本学の2つの構想が採択されました。 「大学の世界展開力強化事業」は、世界に雄飛する日本として誇れる人材の育成を目指し、国際的な枠組みで、高等教育の質の保証を図りながら、日本人学生の海外留学と外国人学生の戦略的受入を行うアジア・米国等の大学との協働教育による交流の取組を支援する文部科学省の補助事業です。 平成24年度は、「ASEAN 諸国等との大学間交流の形成支援」として、日本人学生とASEAN諸国等の外国人学生の交流を行う事業に対して重点的に財政支援が行われます。 採択された2つの構想の概要は以下のとおりです。 なお、昨年度の本事業(「キャンパス・アジア」中核拠点形成支援)に、「エネルギー環境理工学グローバル人材育成のための大学院協働教育プログラム」(構想責任者:総合理工学府 教授 寺岡靖剛/事業期間:平成23年度〜平成27年度)が採択されています。大学の世界展開力強化事業〜ASEAN 諸国等との大学間交流形成支援〜最大5年間(平成24年度~)構想概要地球資源工学グローバル人材養成のための学部・大学院ビルドアップ協働教育プログラム工学研究院 教授 渡邊公一郎構想名申請区分構想責任者事業期間申請区分Ⅰ(日本とASEANにおける大学間で1つのコンソーシアムを形成し、単位の相互認定や成績管理等の質の保証を伴った交流プログラムを実施する事業)本構想では、地球資源工学分野で、日・ASEAN の学生が「国際インターンシップ」、「スクールオンザムーブ」、「大学院ダブルディグリー」の質保証を伴う3つの学部・大学院ビルドアップ(積上式)協働教育プログラムを、本学と国内外の連携大学とともに共同開発し、本格実施する。本構想で養成を目指す「地球資源工学グローバル人材」は以下のとおり。③実践的コミュニケーション能力④異文化の相互理解力を備えた人材①チャレンジ精神旺盛な行動力②高度な専門知識と深い洞察力最大5年間(平成24年度~)構想概要スパイラル型協働教育モデル:リーガルマインドによる普遍性と多様性の均衡を目指して法学研究院 教授 河野俊行構想名申請区分構想責任者事業期間申請区分Ⅱ(申請区分Ⅰと同様にASEAN との質の保証を伴った交流プログラムを実施する事業のうち、日本人学生が留学先の現地の言語や文化を学習するとともに、現地の学校等での日本語指導支援や日本文化の紹介活動を通じて、学生自身の異文化理解を促すことを海外留学の目的の一つとして位置づけ、将来、日本とASEANとの架け橋となるエキスパート人材の育成を目指す事業)本構想では、リーガルマインドを涵養することで、普遍的な原則を尊重すると同時に、ASEAN の固有性・地域の多様性を理解し、地域を協調的発展に導く、日本とASEAN の架け橋となるエキスパート人材を育成する。シンガポール国立大学(シンガポール)、マラヤ大学(マレーシア)、チュラロンコン大学(タイ)、アテネオ・デ・マニラ大学(フィリピン)をパートナーに、ショートターム交流、セメスター交流、ダブルディグリープログラムからなる包括的交流プログラムを実施する。 若い世代の「内向き志向」を克服し、国際的な産業競争力の向上や国と国の絆の強化の基盤として、グローバルな舞台に積極的に挑戦し活躍できる「人財」の育成を図る文部科学省の新規補助事業「グローバル人材育成推進事業」(特色型)に、本学農学部のプログラムが採択されました。グローバル人材育成推進事業①本学部国際コースの留学生と一般入試で入学した日本人学生をクラス共有させることにより、英語で学ぶことへの障壁を解消すると共に、英語で実施の国際コースの講義科目を一般学生用の講義科目に単位互換することを実施②国際コース留学生と日本人学生の共通カリキュラムの設定・拡大③英語力強化・英語基礎力強化プログラムの実施④グローバル展開汎用技能プログラムの実施⑤問題解決の科学プログラムの実施⑥GRE(Graduate Record Examination)、TOEFL等のスコアアップ特別プログラムの実施最大5年間(平成24年度~)採択プログラムの概要本学農学部が望むグローバル人材像は、『次世代農学(アグリバイオ)の広範な基礎知識と各々の専門分野の知識・技術を修得し、農学を取り巻く地域・地球規模の課題を解決するための汎用技能(多文化・異文化に対する知識、問題解決力、論理的・創造的思考力等)と俯瞰的視野を持って把握し、国際的にリーダーシップを発揮できる人材』と捉えている。そのようなグローバル人材を育成するために、本構想では、次のような特色あるプログラムを実施する。事業期間国際的視野を持ったアグリバイオリーダーの育成特色型(タイプB)農学研究院長 吉村 淳採択プログラム名採択事業タイプ実施責任者 18 Kyushu University Campus Magazine_2012.11

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