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キャンパスアジアプログラム(構想責任者:総合理工学府 寺岡靖剛教授)は、文部科学省が行っている「大学の世界展開力強化事業」の一環として、平成23年度に採択されたものです。これは九州大学、上海交通大学、釜山大学校の3大学の大学院が、それぞれの大学に5名ずつの交換留学生を派遣し、ダブルディグリー(所属大学と留学先大学のそれぞれで学位記を授与)取得を可能にすることを目指した修士課程コース「エネルギー環境理工学グローバル人材育成のための大学院協働教育プログラム」です。交換留学生は2回のサマースクールと1セメスターの留学時の修学による単位取得と、単位互換制度により、所Cl seupキャンパスアジア、日中韓三大学大学院によるサマースクールを釜山大学校にて開催属大学と留学先大学で修士課程修了に必要な単位を取得するとともに、両大学の指導教員のもとでの修士論文作成により、ダブルディグリーの取得を目指すことになります。 今回のサマースクールはその正規課程の一環として、平成24年8月16日(木)から26日(日)までの間、3大学院の共催で、釜山大学校にて実施されたものです。サマースクールは、エネルギー環境理工学グローバル人材育成を目指していますので、各大学院とも、交換留学生に加えて5〜10名程度の院生を参加させることになっています。今回は、九州大学から21名、上海交通大学から9名、釜山大学校から11名の大学院生計41名が参加し、各大学から派遣された講師による2科目の講義を履修するとともに、ホストである釜山大学校の機械工学専攻及び環境工学専攻の各研究室で用意された研究指導を履修しました。さらに課題解決型科目の一部としてのディベート、英語による研究発表などにより、英語によるコミュニケーション力、プレゼンテーション力、読解力の向上を図るとともに、日中韓の学生交流を通して、国際的視野の涵養・拡大を目指しました。また、韓国LG電子会社訪問や韓国文化について理解を深めるプログラムも設定され、毎日午前9時から午後7時までにおよぶ密度の濃い内容のサマースクールでした。最終日には試験が実施され、合格すれば、正規授業として3単位が付与されることになっています。 サマースクールに引き続き9月から交換留学が開始され、今年度はそれぞれ3名づつの院生が各大学に派遣されると同時に受け入れられています。留学生たちは、サマースクールでの、日本とは異なった環境での講義受講や研究活動、中国・韓国人学生との交流により、自らの勉学や研究への係わり方を見つめ直す有意義な機会にもなり、英語能力の向上や今後の学習・研究へのモチベーションを高めて、留学先での勉学に勤しんでいます。 キャンパスアジアプログラムではこのサマースクールの成功体験を生かして、オータムセミナーやスプリングセミナー等を実施し、交換留学生に止まらず、数多くの院生が「エネルギー環境理工学グローバル人材」として育つよう努力していきます。韓国文化体験LG電子見学Opening ceremonyエネルギー環境理工学グローバル人材育成のための大学院協働教育プログラム http://www.tj.kyushu-u.ac.jp/campus-asia/WebサイトKyushu University Campus Magazine_2012.11 19クローズアップ❷

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