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韓 KAISTビジネススクール代表挨拶 平成24年9月21日(金)、九州大学ビジネス・スクール(QBS)と韓国科学技術院(KAIST)ビジネススクール主催による「韓国と九州の経営者によるアジア市場研究交流会」を、福岡市内の共創館にて開催しました。 これは、両大学間の交流協定締結を機会に、韓国の大手企業経営者が受講するKAISTのエグゼクティブ・プログラムの視察旅行を福岡に誘致し、九州の企業経営陣との意見交換の機会を提供することで、ビジネススクール間の交流を促進し、同時に韓国・九州の経済界の交流に繋げようという試みです。九州経済調査協会、九州経済連合会をはじめ各経済団体に共催いただけたことで九州側からは約30社、韓国側からはサムスン電子などIT企業や大手製薬・食品企業、4大銀行等の参加により、出席者総数は100名に迫りました。 永田晃也QBS専攻長及び韓仁九 KAIST側代表の挨拶、石原進福岡経済同友会代表幹事による基調講演の後、参加者はQBS教員がファシリテーターを務める3つの業界別分科会に分かれ、アジア戦略、韓国・九州企業間の協力事例や課題等について活発な意見交換を行いました。議論はその後の午餐会の場までも続いていました。 QBSにとってはKAIST及び地元経済界双方との連携強化に繋がる交流会となり、今後に繋がる両国間経済交流の場を提供することができました。 2012年度の「伊藤賞」の受賞者にIlya Shesterikov氏(ベルギーのゲント大学及び王立士官学校の博士課程)が選ばれました。平成24年11月7日(水)、伊藤早苗副学長・主幹教授、稲垣滋応用力学研究所准教授の陪席のもと、総長室にて有川節夫総長より同賞が授与されました。 「伊藤賞」(Itoh Project Prize in Plasma Turbulence)は、伊藤副学長の名を冠した賞で、ヨーロッパ物理学会(プラズマ物理学)に設けられ、英国物理学会(IOP)出版の共催ならびに九州大学の後援を受けています。 この賞は、プラズマ乱流の研究に対して優れた成果を発表した博士課程大学院生を表彰し、本学に招へいして講演や共同研究の機会を提供し、かつ広い視野を持つ場を与えるというもので、これまでの受賞者は世界各地で活躍しています。 第8回目となる今回も、世界的権威の研究者からなる国際選考委員会による厳選な選考が行われ、Ilya Shesterikov氏が受賞者として選ばれました。剪断流によるプラズマ乱流渦の変形や崩壊を世界で初めて観測したことが非常に高く評価されました。 授与式後の懇談では、Shesterikov氏は栄えある賞を受賞した喜びを述べるとともに、初めて来日し日本の文化に触れる事ができて大変うれしいと語りました。 総長との懇談中にはプラズマ物理学のデータ解析手法と近年研究が活発な情報数理学のパターン認識との類似性についての議論もあり、和やかながらも学術的な雰囲気のうちに終了しました。「韓国と九州の経営者によるアジア市場研究交流会」を開催永田QBS専攻長挨拶第8回伊藤賞(2012年度)の受賞者が決定左から有川総長、Shesterikov氏、伊藤副学長KyudaiKyushu University Campus Magazine_2012.11 23

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