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2012年夏季英語研修が終わりましたカリフォルニアオフィス便り2012年11月 今年も九州大学カリフォルニア(CA)オフィスが全面的にコーディネートする4週間にわたる英語研修プログラムが開催され、史上最大規模である総勢87人の九大生がシリコンバレーの躍動感に触れ、グローバルな視野を得て無事に帰国しました。 この夏は、異なる2つのプログラムを並行開催し、第1陣として農学系学部生および学府生からなるALEP (Agri-Bio Leaders English Program)の42名、第2陣としてその他の10の学部の学部生、学府生からなるSVEP (Silicon Valley English Program)45人を迎えました。今年は、全体で80人の募集に対して約150人の応募があり、選考の上参加者を決定しました。 本プログラムの特長は単なる英語研修ではないところにあります。起業家精神に溢れグローバル社会の要素が集中しているシリコンバレーにおいて、その第一線で活躍する方による特別講義、世界規模の企業や大学を訪問してエンジニアや研究者などと交流するフィールドトリップ、現地家庭でのホームステイ、米国人学生らとの懇談、などを英語研修に加えて企画しました。これらを通し、一貫して九大生の目線を意識改革とイノベーションとグローバル化へ向けています。また、全期間中24時間態勢でCAオフィススタッフが学生のサポートに取り組み、安心して研修生活に集中できるようにしました。英語研修カリキュラム 英語研修は、サンノゼ州立大学アメリカ英語研究所(SAL)において、日本人が苦手とするプレゼンテーション法、アクセント、聞く/話すこと、インタビュー、などを中心に学び、英語の壁を払拭することに終始しました。最終週には、自分で選んだテーマについて英語でプレゼンテーションを行いました。ほとんどの学生が、4週間の研修で得た英語フィールドトリップ特別講義学生達の反応 両プログラムとも、シリコンバレーで活躍する、べンチャーキャピタリスト、起業家による特別講義を受け、イノベーションの必要性とグローバル世界での生き方などについて学びました。また、サンノゼ州立大学の教授2人による専門講義を英語で受講し、将来長期留学を目指す場合の到達すべき英語レベルを実感しました。 ALEPは、蘭の帝王と称される松井ナーサリーの巨大なグリーンハウス群の見学や近隣のワイナリー、もやしメーカーのサラダコスモ、CA州立大デービス校、スタンフォード大学、ミュアウッズ国立公園を訪問しました。一方、SVEPは、シリコンバレーのIT企業〝Google〞、〝Yahoo!〞や〝Oracle〞の本社を訪問し、第一線で活躍するエンジニアとの交流を通じ、日米での仕事の進め これらを通した経験は、狭い世界にうずくまっていた九大生の視野を大きく広げ、客観的かつ積極的に自分自身や日本という国を見つめ直す契機を与え、学業へ向かう姿勢や人生観さえ変えるインパクトを与えたようです。学生たちの感想については原文のまま九大CAオフィスWebサイトに掲載予定ですのでご参照ください。方やキャリアに対する考え方の違いを学びました。その他SLAC国立加速器研究所に加え、Intuitive Surgicalを訪問し、九大病院に導入されている手術支援ロボット「ダヴィンチ」の開発・製造現場を見学し、デモ機を実際に動かし、その技術の高さを実体験しました。力、表現力、そして堂々とした態度で、原稿を読まずに発表できたことは特筆に価するものです。ALEP/SJSU(サンノゼ州立大学)の学生との交流ピザパーティーにてSVEP/フィールドトリップGoogle本社にて九州大学カリフォルニアオフィス所長 松尾 正人www.isp.kyushu-u.ac.jp/californiaKyushu University Campus Magazine_2012.11 29

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