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2つの博士課程教育リーディングプログラムがスタート大学院教育の抜本的改革を支援する文部科学省の補助事業「博士課程教育リーディングプログラム」に、本年度採択された「グリーンアジア国際戦略プログラム」と、「分子システムデバイス国際研究リーダー養成および国際教育研究拠点形成(分子システムデバイスプログラム)」がスタートしました。 最高学府に相応しい大学院の形成を推進するための博士課程教育リーディングプログラム(文部科学省補助事業)に、平成24年度、複合領域型(環境)にて新規採択された「グリーンアジア国際戦略プログラム」(プログラムコーディネーター:原田明総合理工学研究院教授)は、総合理工学府と工学府のCl seup省資源・環境保全と経済成長とを両立したアジアの実現に資する理工系リーダーの育成「グリーンアジア国際戦略プログラム」協働のもと11月から本格的な活動を開始しています。 この博士課程5年一貫の教育プログラムでは、グリーン化(省資源・環境保全)と経済成長とを両立したアジア(グリーンアジア)の実現に資する理工系リーダーを養成します。3つの学術分野[物質材料科学・システム工学・資源工学]のいずれかを専門とし、自身の専門プラス他の2専門分野、および3分野の総体としての環境学、加えて社会学・経済学の基礎を複合的に修得、さらには、国内外の実践経験を積み、理工系リーダーとなるに相応しい5つの力=研究力・実践力・俯瞰力・国際力・牽引力を醸成し、かつアジア人材ネットワークを有する人材を養成すべく綿密なカリキュラムが組まれています。 プログラムの実施責任組織として「九州大学グリーンアジア国際リーダー教育センター」を12月1日に設置しました。コースの第1期生が選抜されて、学び始めています。1月25日(金)には、本プログラム最初の公開行事「グリーンアジア国際セミナー」(兼プログラムキックオフ会議)をJR九州ホール(JR博多駅JR博多シティ)にて開催しました(写真)。 世界の国々が、化石資源大量消費に由来する環境・資源制約を回避しつつ持続的な経済発展を遂げるためには、各国の資源消費量低減と国内総生産増大との両立という、人類が実現したことのない成長戦略が求められます。貧富差の拡大、グローバル化が持つ負の側面の顕在化、アジア諸国のエネルギー消費の急増と化石資源の価格高騰等々の中で、我が国が貢献すべきは、欧米主導型と一線を画したグローバルモデルの提示によるグリーンアジアの実現にあります。そのための人材育成と、環境・エネルギーイノベーションの発信を始めています。 本プログラムでは、グリーン化と経済成長との両立への貢献を希求する理工系の学生の挑戦を待っています。Kyushu University Campus Magazine_2013.1 15グリーンアジア国際戦略プログラムWebサイト 九州大学 博士課程教育リーディングプログラムグリーンアジア国際戦略プログラムhttp://leading.cm.kyushu-u.ac.jp/グリーンアジア国際セミナー参加者による記念撮影グリーンアジア国際セミナーにおける総長挨拶

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