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クローズアップ❷ 平成24年10月、「分子システムデバイス国際研究リーダー養成および国際教育研究拠点形成」(プログラムコーディネーター:安達千波矢工学研究院教授)が、博士課程教育リーディングプログラムの複合領域型(物質)プログラムとして採択されました。本拠点では5年一貫の博士課程教育プログラム「分子システムデバイスコース」を設置し、次世代の日本の科学技術の核となる「分子システムデバイス科学」を担う卓越した研究能力とマネージメント・リーダーシップ能力を備えた科学を基礎とする国際スーパーリーダーを育成します。■ 教育の特色と3つのステージ 5年間の一貫教育を充実したものにするために、教育プログラムを3つのステージに分けて展開します。 ステージ1(1、2年次)は、伊都キャンパスを教育の場とし、学生同士で徹底的に討論を行い挑戦的な研究テーマを設定する「研究企画発表会」、各自の研究発表や専門と異なる最新の科学トピックスを総説形式でまとめて発表する「分子デバイス科学総合試験」などを通し、先端基礎研究の足固めを行います。ステージ2(3年次)では、教育の場を海外連携拠点キャンパスに移し、米国で徹底した語学研修、フィールドトリップを行い、海外の連携企業、大学などへの研究留学での経験を通して国際感覚を養います 。さらにステージ3(4、5年次)では、伊都キャンパス近郊のサイエンスパークにて、研究戦略マインドと実践力を鍛えます。 1年次から異なる研究室に所属する学生3〜4人一組で準備したグループリサーチプロポーザル(GRP)を4年次の最初に、ベンチャーキャピタルや民間企業等に提案し、研究資金を調達した上で、企業との共同研究を実施します。GRP成果報告会で単位を認定後、博士論文の発表と合わせ、コース修了個人発表会などの「分子デバイス科学最終試験」を実施します。また、本学カリフォルニアオフィスの全面支援により行う米国での2回の語学研修(LYREP)や、九州大学ビジネススクール(QBS)、九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)の協力による知的財産(特許)や産学連携に関するマネージメント・リーダーシップについても学びます。さらに、国内外の企業、連携大学の参画を得て、グローバルな教育体制の確立を目指します。本プログラムでは、分子システム科学とデバイス科学の統合で日本の産業界の再生を担う、意欲ある理工系の学生の挑戦を期待します。 科学を基礎とする「確かな学理」と「豊かな感性」で考え抜けるリーダーの育成「分子システムデバイスプログラム」今後の予定■平成25年2月1日(金)「分子システムデバイス国際リーダー教育センター」 設立■平成25年3月28日(木)~29日(金)キックオフシンポジウム 開催16 Kyushu University Campus Magazine_2013.1Webサイト 九州大学大学院 博士課程教育リーディングプログラム分子システムデバイスコースhttp://molecular-device.kyushu-u.ac.jp/分子システムデバイスプログラム(5年一貫コース)分子システムデバイス科学の最先端研究開発リーダー

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