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平成24年12月8日(土)、創立五十周年記念講堂において、九州大学・福岡県教育委員会共同開催シンポジウム「新たな未来を築くための人材育成と教育の接続」を開催し、小・中・高等学校及び大学の教育関係者並びに保護者の方々など約650名が参加しました。 当日は、有川節夫総長、杉光誠福岡県教育委員会教育長からの挨拶の後、清水孝雄東京大学理事・副学長から「秋入学と総合的教育改革〜タフで、グローバルな学生を育てるために、大学はどう変わり、社会は何をすべきか〜」と題する講演が行われました。 続いて、丸野俊一理事・副学長をコーディネーターに、渡辺朱美レノボ・ジャパン(株)代表取締役社長、山本直俊春日市教育委員会教育長、白石隆佳福岡県立筑紫丘高等学校長、有川節夫総長をパネリストに迎え、「グローバル時代の人材育成と小・中・高・大の接続」と題するパネルディスカッションが行われました。4名のパネリストから、それぞれの立場におけるグローバル時代の人材育成と教育の接続について、現状と課題、理想と現実のギャップ、あるべきリーダー像などについての話があった後、フロアーからの意見・質問を含めた質疑応答等が行われ、盛況のうちに終了しました。 小学校から大学までに至る教育の接続に関するこのようなシンポジウムは本学で初めてのものであり、本学は今後もこのような取組を継続していく予定です。 平成24年11月15日(木)、伊都キャンパスにおいて、「椎木講堂」新営工事の起工式を挙行しました。 式には、学外から、ご寄附者である椎木正和様をはじめ、設計関係者、地域代表者、施工業者が参加され、また、本学からは有川節夫総長をはじめ、理事、副学長、総長特別補佐、部局長等50名以上が参加し、厳かに式を挙行しました。 「椎木講堂」の建設は、「しいき教育財団文化振興基金」会長の椎木様に、明日の社会を担う人材の育成と地域の発展に貢献する教育研究文化施設等の整備・充実についてご支援をお願いしたところ、格別のご高配により、建設費のご寄附をいただいたことで実現したものです。 「椎木講堂」は鉄筋コンクリート造の地上4階建て、延べ床面積約12612㎡で伊都キャンパスセンターゾーンに建設されます。本講堂は全体が円形で、メインの講堂と管理棟からなり前面にガレリアの大きな空間を持った建物となります。 起工式後の祝賀会において、有川総長は、ご寄附をいただいた椎木様をはじめ関係者の皆様に対する感謝の意や、九州大学として3千人以上を収容できるキャンパス内の大講堂において、学位記授与式や入学式が挙行できることの喜びを述べました。 これに対して、椎木様より、以前、九州大学病院入院中に九州大学の入学式や卒業式が会場の関係で、分散して開催している現状を聞きおよび、お世話になった九州大学への今回の支援を思い立った旨のご挨拶がありました。 なお、「椎木講堂」の完成は、平成26年2月の予定です。 「椎木講堂」新営工事の起工式を挙行神事の様子推木様と有川総長による「苅初の儀」の様子推木講堂の完成予想模型九州大学・福岡県教育委員会共同開催シンポジウム「新たな未来を築くための人材育成と教育の接続」を開催パネルディスカッションの様子会場の様子清水東京大学理事・副学長による講演Kyushu University Campus Magazine_2013.1 17

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