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ジョージア大学生物資源環境科学府 修士課程2年 野村浩一(のむら こういち)留学先大学九大生が案内する世界のキャンパス交換留学について詳しく知りたい方は、「九大生のための海外留学情報」(http://www.isc.kyushu-u.ac.jp/intlweb/study/)をご覧ください。過去の交換留学生による報告書も大学毎にたくさん掲載しています。(アメリカ) ジョージア大学は、1785年創立のアメリカで最も古い公立大学です。3.1㎢という広い敷地に18もの学部があり、総学生数は約33000人と、アメリカならではの規模を誇ります。アメリカ東南部の大都市アトランタから東に車で一時間半ほどのアセンズという小さな町に位置し、夏はかなりの暑さです。 スポーツが非常に盛んで、様々な競技のチームが結果を残しています。特に、アメリカンフットボールチームは2012年12月現在で全米ランキング6位と好調で、ファンも熱狂的。ゲームがある日には「tailgating」と呼ばれる野外パーティがキャンパスの至る所でおこなわれ、熱気につつまれます。 海外の大学との交流も多く、私と同時期には13か国から43人もの交換留学生を受け入れていました。留学から約2週間はOrientation Weeksが設けられており、本格的な授業が始まる前に生活に慣れることができました。また、会話や作文の練習に付き合ってくれるチューター制度もあり、非常にありがたかったです。大学の特色 私が留学したジョージア大学(University of Georgia,UGA)は、3万人を超える学生を擁するとても大きな大学です。 広大なアメリカでは、実家から大学に通うことができる学生はごくわずか。そのため、多くの学生がキャンパス内の寮に住んでいます。私も3人のルームメイトと寮生活をしました。皆優しく、一緒にDVDを観たりバレーボールをしたりと、楽しい時間を過ごしました。 食事は寮のすぐ近くのダイニングホールで。多数の賞を受賞している、全米でも有数の学食です。多くの学生は「ミールプラン」という学食食べ放題プランに加入しているので、好きな時間に好きなだけ食べることができます。皆食べ過ぎには注意しているようでしたが・・・。 授業に関しては、基本的にそれぞれの専攻に関する授業を取ります。私は専門の農業土木と英作文の授業を取りました。「アメリカの大学は宿題が多い」という噂は少なくとも私の授業には当てはまり、毎日のように宿題と苦闘しました。ただ、分厚い教科書を読み進めたり、エッセイを一生懸命書いたりした経験は、今の自分に自信を与えていると思います。 お世話になったのが「Japanクラブ」という、日本に興味を持つ学生のサークルです。そこで日本語を教えたり、一緒にソーラン節を踊ったりして、色々な人と友達になることができました。「日本が好きな人がたくさんいる」というのはとても嬉しいことでした。 ジョージア大学はSouthern Hospitalityにあふれた、素晴らしい大学でした。留学に興味がある方は是非、ジョージアへの交換留学に挑戦してみてください!ジョージア大学のマスコット、ブルドッグ。ジョージア大学のシンボル、アーチ。下をくぐると卒業できないという伝説がある。お世話になった教会の方々。ボランティアで英語を教えてくれた。9万2千人収容のフットボールスタジアム。熱狂的ファンでいつも満員。24 Kyushu University Campus Magazine_2013.1

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