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学生たちの活躍「躍動 ― 学生たちの活躍 ― 」では、学生のサークル活動にスポットライトを当てて、その活動を紹介していきます。今回は、「環境サークルEcoa」を紹介します。岸川:エコアは、環境活動に取り組む学生サークルです。九大祭のごみの量が多すぎることへの問題意識から、2007年に活動を始めました。同時期に発足した他大学の環境サークルとも連携しながら、学内外問わず活動しています。井野:毎年7月に、伊都キャンパスでキャンドルナイトを行っています。自分たちで竹を伐るところから始まって、キャンドルも学食や飲食店から集めた廃油で手作りしています。岸川:学外の活動としては、NPO法人GREEN’Sさんのとりまとめで、他大学(福岡工業大学、中村学園大学、福岡女学院大学、西南学院大学)の環境サークルと一緒に、サンセットライブやシーウィードフェスといったイベントの運営や環境面のお手伝いをしています。また、福岡市と協同で「環境啓発U30」という環境啓発活動も行っています。ブログを見た地域の方や企業から、「一緒に活動をやりたいんですけど」とか「話を聞かせてください」と持ちかけられることもありますね。一見、環境問題と直接関わりがないように見えるものもありますけど、このようなイベントを通して、みんなの意識がだんだん環境問題につながるようになればいいなと思っています。山根:はい、エコアは、九大祭実行委員会の中の「環境局」として、ごみの分別作業のほか、バイオマスカップ(※1)・竹割り箸の導入、リユース食器(※2)の回収や洗浄を行っています。他大学からも応援にきてもらいますし、各企画団体にも協力をお願いしています。九大祭はエコアにとって一番大きなイベントですね。岸川:そうですね、やっぱり分別回収は大変ですね。分別のために、リサイクルブース以外の場所にあるごみ箱は事前に撤去したりテープを貼って使えなくしているんですけど、やっぱり無理やり入れられていることも多くて……。そうなると、どうしても分別が不十分になっちゃうんですよ。分別を徹底できれば、結果的にごみの量も減るんですけどね。山根:例えば、生ごみと可燃ごみは別にしなきゃいけないんですが、あまり区別されていないのが現状ですね。生ごみは、生協さんから生ごみ処理機をお借りして肥料にしているんですけど、バナナの皮に貼ってあるシールが混ざっているだけで上手く処理出来なく人とつながる毎年多くの人が訪れる九大祭。実は年々ゴミの量が減っていることを皆さんはご存知ですか?その裏には、「環境サークルEcoa」(以下、エコア)の活躍がありました。紫のパーカーを着た彼らの姿をみたことのある人もいるのではないでしょうか。代表の岸川将太さん(工学部2年)をはじめ、成林晃さん(工学部2年)、角大樹さん(文学部1年 次期代表)、井野行啓さん(文学部1年)、山根甲彰さん(工学部3年)が快く取材に応じてくれました。―まず、サークルの紹介をお願いします。―九大祭以外ではどんな活動をしているのですか?―なるほど、つながりがどんどん広がっているんですね!では、ここからは、皆さんの原点でもある、九大祭での活動について聞かせてください。―私も行ったんですけど、いろんなところで活動されていましたね。作業も大変ではありませんか。キャンドルナイト九大祭のリサイクルブース環境サークル Ecoa環境サークル EcoaKyushu University Campus Magazine_2013.1 29

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