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なってしまうんです。だから、時間をかけて慎重にチェックしています。成林:毎年、九大祭と並行して、工学部棟でもイベントをやっているので、学祭のエリア外で食器が捨てられていることも結構あります。リユース食器は、月曜に返さなきゃいけないんですけど、返却が遅れたり、失くしたりすると、追加料金がかかるんです。だから、日曜日の夜中はキャンパス中のごみ箱を探し回ってます。ごみ袋を開けて、混ざってないかを手で探ったり。初めて見る人には、ここまでするの!?って驚かれますね(笑)。岸川:もちろん、やらなきゃいけないっていう気持ちもありますけど、活動自体を楽しむことをエコアでは大切にしているんです。分別もみんなで一緒にやっていると楽しくなってくるんですよね。他の企画団体から分別の手伝いに来てくれた人たちも、帰る時には「楽しかったです」って言ってくれますし。角:環境局としての活動を見て、エコアに入った人も居るんですよ。成林:僕がエコアのことを知ったのも九大祭なんですよね。1年生の時は別のサークルでお店を出していて、分別めんどくさいなって思いながらゴミを持って行ったんです。そうしたら、リサイクルブースの人がとても優しく対応してくれて。たぶん山根さんだったんですけど(笑)。このことが印象に残って、2年生からエコアに入ったんです。山根:九大祭にはOBの方も手伝いに来てくださるので、先輩方の積み上げてきた伝統を守らなきゃいけないって気持ちもありますね。九大祭のゴミを減らすことからエコアは始まったので。成林:エコアのホームページに連絡先や詳しい活動内容が載っているので見てみてください。いつでも部員募集中です!九大祭には他大学からもお手伝いに来てもらっているんですけど、正直もっと人手が欲しいです。岸川:イベントで企画とか発表をする機会も多いので、環境に関する知識だけじゃなくて人をまとめたりプレゼンをするスキルとかも身に付きますよ。NPOや他大学と一緒に活動することも多いので、色んな人とのつながりも得ることが出来ます。興味があればぜひ!ゴミの分別に関する苦労話でさえ、楽しかった思い出のように笑顔で語っていたのが印象的でした。「環境活動」というと、つい身構えてしまいがちですが、今回の取材を通して、身近な所にも環境について考えるきっかけがあることに気が付きました。来年度の九大祭でも活躍に期待です!九州大学 環境サークルEcoa Webサイトhttp://kyudaiecoa.web.fc2.com/PC環境とつながる 九大 ecoa―やはり大変な作業なんですね。それをやり遂げるモチベーションはどこからくるんでしょう。―もし記事を読んでエコアに興味を持った人はどうしたらいいでしょう。BMC(バイオマスプラスチックカップ)は、とうもろこしから抽出される乳酸という物質から作られているため、石油を一切使わず、地球にたいへんやさしい容器です。使用後に集めて熱処理するとカップの純度が落ちず再び同じ品質のカップとして生まれ変わることができるという特徴をもっています。こんなにゴミが減りました!こんなにゴミが減りました!2006年 九大祭(3日間)2007年 九大祭(3日間)トン13トン9.8トン6.7トン3.7Ecoa発足Ecoa発足前の約1/4!2012年 九大祭(2日間)2008年 九大祭(3日間)※1:BMC(バイオマスプラスチックカップ)とは?※2:リユース食器とは?リユース食器は回収後に洗浄することで何度も使用することが可能であるため、ゴミを全く出しません。また、BMC(バイオマスプラスチックカップ)と違い耐熱性に優れるため温かいものにも使用できます。取材風景Ecoa Webサイトより引用新入部員随時募集中!!この記事は、広報室学生スタッフが制作しました。九州大学 九州大学 30 Kyushu University Campus Magazine_2013.1

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