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平成24年度文部科学省の補助事業「大学の世界展開力強化事業〜ASEAN諸国等との大学間交流形成支援〜」に採択された本学工学府の「地球資源工学グローバル人材養成のための学部・大学院ビルドアップ協働教育プログラム(略称:AJ- BCEP)」は、来年度からの本格実施を前に、平成24年12月6日(木)にヒルトン福岡シーホーク(福岡市中央区)において、文部科学省やJICA(国際協力機構)の関係者及び国内外の連携大学の関係者等をお招きし、キックオフシンポジウムを開催しました。 また、平成25年1月11日(金)には、タイのバンコクにおいて学生・教職員約130名が集い、キックオフセミナーを開催しました。セミナーでは、本学及び国内外の連携大学の修士課程学生約50名による英語での口頭発表/ポスター発表が行われ、日頃の研究成果について活発な意見交換が行われました。 翌日には、バンコク郊外の採石場やチュラロンコン大学の新キャンパスの施設を見学するフィールドトリップが行われ、チュラロンコン大学ではCampus ASEAN担当大学代表者による協働教育プログラムに関する会議を開催しました。 本プログラムは、本学及び国内外の連携大学とともに共同開発した3つのビルドアップ(積上式)協働教育プログラム(①国際インターンシップ、②スクールオンザムーブ、③ダブルディグリープログラム)を通じ、20〜30年後の日本・ASEANを支える地球資源工学グローバル人材を養成することを目的としています。 キャンパスアジアプログラム(構想責任者:寺岡靖剛 総合理工学府教授)では、修士課程修了年限内にて所属大学と留学先大学の2大学で修士の学位を同時に取得すること(ダブルディグリー)を目指した学生交流協定を、九州大学、上海交通大学、釜山大学校の3大学間で合意締結しました。このプログラムは文部科学省の「大学の世界展開力強化事業」として平成23年度に採択されたもので、総合理工学府が右記2校の大学院と協働して、修士ダブルディグリーを取得した「エネルギー環境理工学グローバル人材」の育成を目指すものです。 平成25年2月18日(月)、協定書の調印式が、中島英治総合理工学府長、Du Chaohui上海交通大学大学院常務副院長、Choi Gyung Min釜山大学校プログラムリーダー列席のもと筑紫キャンパスにおいて行われ、同協定が発足しました。この協定のもと、各大学は、協定相手先である2大学にそれぞれ5名ずつの交換留学生を派遣します。交換留学生は3大学共同で開催する2回のサマースクールと留学先大学での1セメスターの滞在修学による単位取得、および単位互換制度により所属大学と留学先大学で必要な単位を取得するとともに、両大学の指導教員のもとで修士論文を作成し、ダブルディグリーの取得を目指すことになります。調印式 左からDu Chaohui上海交通大学大学院常務副院長、中島英治総合理工学府長、Choi GyungMin釜山大学校プログラムリーダー調印式にて挨拶を行う寺岡教授地球資源工学グローバル人材養成のための学部・大学院ビルドアップ協働教育プログラム(AJ-BCEP)キックオフセミナーを開催キャンパスアジアプログラム ダブルディグリー同時取得を目指した学生交流協定が3大学間(九州大学、上海交通大学、釜山大学校)で合意、締結 キックオフセミナー参加者による記念撮影フィールドトリップキックオフセミナーでの発表の様子28 Kyushu University Campus Magazine_2013.3

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