http://www.kyushu-u.ac.jp-kyudaikoho_86
31/40

平成25年2月16日(土)、ホテル日航福岡(福岡市博多区)において、九州大学生体防御医学研究所創立30周年及び九州大学病院別府病院創立80周年記念行事を開催し、名誉教授12名を含む約100名が参加しました。 生体防御医学研究所は、昭和57年4月に温泉治療学研究所及び医学部附属癌研究施設を改組・統合して30周年を、九州大学病院別府病院は、昭和6年10月に温泉治療学研究所の診療部門として発足して80周年を迎えました。 生体防御医学研究所は、「生体防御医学に関する学理及びその応用の研究」を目的として、生体防御機構の破綻による難治性疾患機序の解明と診断、治療法の確立を目指した研究で世界をリードしており、特にポストゲノム時代の多階層のオミックス技術を用いた生体防御機構の基礎研究とその応用に関して世界最高水準の研究を行うとともに、多数の論文を発表するなど、その成果を社会に還元しています。 一方、九州大学病院別府病院は、設立50年の節目となる昭和57年に生体防御医学研究所の附属病院として改組されて以来、難治性疾患の専門病院として先端医療に取り組み、現在は、九州大学病院の九州大学生体防御医学研究所創立30周年及び九州大学病院別府病院創立80周年記念行事を開催分院として、専門的な先進医療と地域医療の体制を整備し、医療技術の向上に努めているところです。 記念式典では、有川節夫総長と久保千春九州大学病院長の挨拶、続いて澤川和宏文部科学省研究振興局学術機関課長、河野幸治別府市医師会長の祝辞があり、その後、佐々木裕之生体防御医学研究所長と牧野直樹別府病院長からそれぞれの施設の研究・教育・診療について現況報告がありました。 記念講演会では、中村春木大阪大学蛋白質研究所附属蛋白質解析先端研究センター教授から「ビッグデータ時代における生命科学」、大屋裕二本学応用力学研究所長から「風レンズ技術を用いた再生可能エネルギー戦略」のテーマで、最先端の生命科学、応用力学の研究について興味深い講演が行われました。 佐々木生体防御医学研究所長の挨拶で始まった祝賀会では、各テーブルで昔の思い出などが語られるとともに、今後の活躍に期待が寄せられました。記念式典での集合写真佐々木生体防御医学研究所長による祝賀会開会の挨拶澤川文部科学省学術機関課長による祝辞30 Kyushu University Campus Magazine_2013.3

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です