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21世紀に必要なデザインをめざして日本のために、世界のために芸術工学部長新たな知と若い力への期待農学部長 農学部へのご入学、おめでとうございます。 農学部はこれまで、各界で活躍する優れた人材を多数輩出し、我が国やアジア地域の人々の生活の向上と関連産業の発展に大きく貢献してきました。 本学部では、「生命、水、土、森、そして地球から学び得た英知を結集し、人類の財産として伝え、人類と地球環境の豊かな共存を目指して進化する農学を実現する」をミッションとして定め、教育・研究等の活動を活発に行っています。21世紀に入り、「食料問題」、「水、環境、エネルギーの問題」、「食の安全と安心」等、農学を取り巻く国内外の課題は山積しており、これらを適正化して、持続可能な状態で発展させる学術としての農学への要求は高まる一方であります。このような要求に応えて課題解決を実現していくためには、次世代の新たな知と若い力が必要とされています。 皆さんの健闘を切に期待しています。*吉村淳農学部長の任期は3月31日で満了となり、 4月1日には平松和昭教授が農学部長に就任します。 芸術工学部へのご入学、おめでとうございます。芸術工学という学問領域は、「技術の人間化」を理念に掲げ、1968年に大橋キャンパスで誕生しました。それから45年が経ちましたが、「技術の人間化」という理念は一向に色褪せていません。むしろ、益々その使命が高まっていると感じています。 芸術工学は学際的な研究領域であるため、自然科学から人文・社会科学まで幅広い知識を身につける必要があります。また、高次のデザイナーを育成することを目標とするため、カリキュラムに基礎的な内容と応用的な内容が組み合わされ、さらに社会で実践されているデザイン活動を体験するインターンシップも単位化されています。 21世紀のデザインは、無駄のない、持続的な社会に必要な環境、空間、モノ、映像、音等を創り出すことが求められています。こうした社会の要求に応える発想とその具現化には、皆さんの若い力が不可欠です。 充実した学生生活を送られることを期待しています。吉村 淳よ し む ら あつし|専門分野|植物育種学石村 真一い し む ら し ん い ち|専門分野|デザイン史学 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。工学部のほとんどの皆さんは、卒業まで一貫して、雄大で解放感あふれる伊都キャンパスで教育研究生活を送ることになります。山川健次郎初代総長の胸像から放たれる熱い眼差しの方向にそびえたつ工学系教育研究棟を中心とするすばらしい環境のなかで、大きな夢と希望をもって、将来に向かって邁進してください。 「工」には「勉学」や「たくみ」という意味が含まれています。すなわち工学は、学理を深化させるのみならず、社会が求める課題の解決や産業界を先導する革新的な技術を生み出す学問分野です。工学部には、皆さんが地球規模での広い視野と高い道徳観をもって21世紀社会を先導できるリーダーに育ってもらえるよう、魅力的な教育カリキュラムが組み込まれています。 各学科の専門知識を習得することはもちろんのことですが、多くの人々と親交を深め、豊かな人間性を身につけられることを期待しています。山田 淳や ま だ すなお|専門分野|応用光化学工学部長学部長からのメッセージ6 Kyushu University Campus Magazine_2013.3

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