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Kyushu University Campus Magazine_2013.7 17 今日の世界経済成長における重要性を増している東南アジア。その中心に位置するのがタイ・バンコクです。街は高層ビルの建築ラッシュで、2013年のある調査では世界132都市において海外からの旅行者がトップであるなど、いま最もアツい都市の一つです。今回私が留学したキャンパスでは様々な留学生向けプログラムが行われており、欧米・アジアを問わず世界中からの留学生で溢れています。タマサート大学への留学はあらゆる可能性を提供してくれます。 タイで2番目にレベルの高い大学として名高い本校では、レ交換留学について詳しく知りたい方は、「九大生のための海外留学情報」(http://www.isc.kyushu-u.ac.jp/intlweb/study/)をご覧ください。過去の交換留学生による報告書も大学毎にたくさん掲載しています。 タマサート大学は1934年に創立された、チュラロンコン大学に次いでタイで2番目に歴史の長い大学である。キャンパスは主にバンコク市内にある文系のタパチャンキャンパスと郊外にある理系のランシットキャンパスの2か所がある。20世紀半ばの民主化運動においてはその中心となるなど、今なお民主化の象徴として認知されている。多くの留学生が学ぶタパチャンキャンパスは大河チャオプラヤ川のほとりに位置し、王宮・博物館とほぼ隣接し、東南アジア・バックパッカーの一大経由地であるカオサン通りへも徒歩で行ける距離で、好立地である。多くの政界人・財界人を輩出しており、街中でもタマサートの学生というと感心されることが多々ある。タイのトップ校であるチュラロンコン大学とは良きライバル関係にあり、毎年1〜2月ごろにはバンコク中心地の巨大スタジアムで伝統のサッカー対抗戦があり、灼熱の中で留学生たちと観戦するのは一大イベントである。大学の特色ベルの高い生徒と一緒に学ぶことができます。タイスタディーズプログラムでは、地方の民家へのホームステイプログラムなど実際に体験することでタイの文化を学ぶことができ、またビジネススクールでは主にグループでのプレゼンテーションや企業訪問などのフィールドワークを通じて主体的にビジネスを学ぶこともできました。また、バンコクは地理的にも東南アジアの中心であり、週末や祭日を使って周辺の国へ容易に海外旅行をすることも可能です。これらの国々は経済的・文化的・歴史的興奮に満ちており、旅をするごとに自分の価値観や世界観に強く働きかけます。 バンコクでは九大OB・OGの方々による「ガオ会」(ガオはタイ語で9の意)という交流会(もとい飲み会)があり、実際に東南アジアで働く社会人の生の声を聞くことができます。教科書を学ぶのであれば他の大学でもできますが、実際に肌で感じる学びを求める学生にはタマサート大学をお勧めします。タパチャンキャンパスの様子。タパチャンキャンパスから徒歩5分ほどで王宮へ。タマサート学生は無料で入場できる。留学生たちとミャンマーに旅行。移動中トラックの荷台にて。(右から2番目が筆者)九大生が案内する世界のキャンパスタマサート大学経済学部4年 華田卓央(はなだたくおう)留学先大学(タイ)

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