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スペシャルインタビュー/都甲 潔今泉 確かにそうですね。ところで、ベンチャーのメリットをどんなところに感じていらっしゃいますか。都甲 決断が早いこと。スピード感が全く違います。信頼関係ができているので、社長と会食中でも重要事項を決定できます。人はそんなに長く待てるものではありません。ですから私は、2〜3年で研究成果を出すことにしています。味覚センサは、1989年に特許出願し、1993年には製品化しました。実用化するにあたってスピードは重要です。今泉 最後に、九州大学の学生にメッセージをお願いできますか。都甲 自分の頭で考えて自分の言葉で話してほしいですね。それから、好きでないこともやってみてほしい。程度の問題であって、少々好きじゃないこともやっていれば好きになります。未知なことも、自分のテリトリーに勇気を持って取り込むことが大切です。ぜひ、チャレンジしてみてください。自分の頭で考えて、自分の言葉で話してほしい8 Kyushu University Campus Magazine_2013.7未知なことも勇気を持って、自分のテリトリーに取り込んでほしい。1975年 3月 九州大学工学部電子工学科卒業1980年 3月 九州大学大学院工学研究科 博士課程単位取得退学1980年 4月 工学部 助手1983年 工学博士 1990年 7月 工学部 助教授1996年 5月 大学院システム情報科学研究科 助教授1997年 4月 大学院システム情報科学研究科 教授2000年 4月 大学院システム情報科学研究院 教授2008年10月~2011年3月 大学院システム情報科学研究院長 2009年 5月 大学院システム情報科学研究院 主幹教授 現在に至る1991年 日経サイエンス20周年記念最優秀論文賞2006年 文部科学大臣表彰/科学技術賞(開発部門)2007年 消防庁長官表彰/奨励賞 著書「感性の科学」で日本感性工学会出版賞2008年 第2回応用物理学会フェロー表彰 第20回中小企業優秀新技術・新製品賞/ 産学官連携特別賞2009年 第13回安藤百福賞/優秀賞 第34回井上春成賞2010年 第1回立石賞/功績賞2011年 飯島食品科学賞/技術賞都甲 潔 プロフィール受賞歴

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