http://www.kyushu-u.ac.jp-kyudaikoho_89
13/32

■九州大学の関連WEBサイトへGo九州大学 人間環境http://www.hues.kyushu-u.ac.jp/いです。これも学際に前向きな人間環境学府だからできたこと。研究室でも、指導教員や仲間たちに恵まれ、今の環境に大変感謝しています。この環境を活かして、成果を積み上げていきたいと思っています」 「私は、いろいろな経験をしながら業績を積み重ねることが大事だと思っています。研究以外に学会事務局などの仕事にも携わっていますが、自分の新たな可能性を試すチャンスだと思って積極的に引き受けました。また、研究はうまくいかないことも多く、投げやりになることもあります。しかし、自分を見失わず、積極的に解決策を探すことが大事です。研究者として後に続く皆さんとも、ともに困難に立ち向かう仲間として交流を広げていくことができればと思います」 研究はもちろん、研究室や事務局の運営においても周囲から厚い信頼が寄せられている金子さん。人として、研究者として、今後の成長が楽しみです。←←←金子研太さん DATA博士論文の執筆に向けて忙しい金子さんですが、最近、健康維持のために、学府の仲間とランニングを始められたそうです。まだ苦しく感じる時間が多いけれど、続けて頑張っているとのことでした。memo熊本県立熊本高等学校九州大学 教育学部九州大学 大学院人間環境学府 教育システム専攻 現代教育実践システムコース 修士課程九州大学 大学院人間環境学府 教育システム専攻 教育学コース 博士後期課程研究所・研究施設の変容を追えば、大学経営の今が見える。さまざまな経験が自分の可能性を広げるはず。今年3月に九州大学出版会から出版されたアレン F.レプコ著の『学際研究』。大学生、大学院生をターゲットに、具体的な学際研究のプロセスについて解説したもので、人間環境学府のメンバーが翻訳。その一部を金子さんが担当されました。指導教員より研究の知識をもとに次世代のリーダーとして活躍してほしい。 彼は私の研究室に在籍して7年目となりますが、彼がいなかったら今のような研究室の発信力はなかったと思います。彼の情報技術は専攻の中ではとびぬけたレベルで、研究室のあらゆる情報を一元管理するシステムを開発してくれているのです。仕事も早く、裏表がないので、研究室でも頼りにされています。ただ器用貧乏にはならないようにといつも言っています。彼がテーマとする高等教育のマネジメントは、誰もが重要だとわかっていますが手を出しづらい分野です。それを院生で研究するのはさらに大変だと思いますが、彼は果敢にチャレンジしています。また、初等・中等教育の研究が中心の研究室なので、彼にとっては恵まれた環境ではないのですが、自分で人脈を広げ研究を進めています。大学教育改善にも高いモチベーションをもって臨んでおり、研究・教育の双方で力を発揮しています。さらに、学振の特別研究員に選ばれ、研究の重要性が対外的にも認められています。将来は、研究で蓄積したことを活用して、次世代のリーダーとしてまわりをリードしてほしいと思っています。人間環境学研究院元兼 正浩もとかね まさひろ教授12  Kyushu University Campus Magazine_2013.9

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です