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エネルギー環境理工学グローバル人材育成のための大学院協働教育プログラム「キャンパスアジア」http://www.tj.kyushu-u.ac.jp/campus-asia/ Webサイト 大学院協働教育プログラム「キャンパスアジア」では、サマースクールを、平成25年8月17日(土)から28日(水)までの間、3大学(九州大学、上海交通大学、釜山大学校)共催のもと、総合理工学府にて開催しました。本プログラム(構想責任者:寺岡靖剛 総合理工学府 教授)は、文部科学省が進める「大学の世界展開力強化事業」として平成23年度に採択されたもので、上記3大学院が協働で実施する、修士課程コース「エネルギー環境理工学グローバル人材育成のための大学院協働教育プログラム」で、今回のサマースクールはその正規課程の一環として実施したものです。 サマースクールの参加者81名(九州大学から35名、上海交通大学から18名、釜山大学校から28名)に加えて、グリーンアジアプログラム連携校であるアジアの国の5大学(マヒドン大学、バンドン工科大学、インド工科大学、マレーシア日本国際工科院、ダッカ大学)から招いた10名の学生を加えた総勢91名が、エネルギー環境理工学に関する2つの授業科目と演習、セミナーを履修しました。アジアの国々から学生を招いたのはプログラムの更なる拡大・拡充を目指したものであり、結果としてアジアの多国籍の学生が一同に会することができたのは、グルーバル教育に極めて有益なものとなりました。 授業科目は基礎と応用科目に分けられ、準備したテキストに沿って各大学から派遣された講師によって行われました。修士1年生と学部生(計69名)に対しては、総合理工学府内15の研究室へ振り分け、実験、演習指導を行い、最終日は英語での学習成果の発表、また修士2年生に対しては、セミナーとして、各学生の修士論文に関連したテーマについて英語で発表、議論を行わせました。また学生の交流効果を高めるため、九重研修施設での合宿講義を行うとともに、演習の一環として八丁原地熱発電所、新日鐵住金(株)大分製鐵所の見学も実施しました。2科目を構成する各講義の最後には試験を実施し、演習、セミナーに対してはそれへの取り組みと発表を審査することによって、成績評価を行い、60点オープニングセレモニー八丁原地熱発電所見学の様子九重研修施設での講義の模様Cl seup「エネルギー環境理工学グローバル人材育成のための大学院協働教育プログラム」大学の世界展開力強化事業以上の評価を得た学生には、2つの授業科目と演習に各1単位、合計3単位が付与されることになっています。 学生たちは、積極的に授業・演習・セミナーを履修し、よりグルーバルな視点からエネルギー環境理工学を学び、様々な国の学生との交流も深めることができ、国際化を体験する貴重な機会となりました。また、今後の自らの勉学や研究への係わり方を見つめ直す有意義な機会にもなり、英語能力の向上や今後の学習・研究へのモチベーションを高めているようです。 本プログラムではこのサマースクールの成功体験を活かして、交換留学の実施、さらにはオータム/スプリングセミナー等を実施し、実りの多いものにしていきたいと考えています。22  Kyushu University Campus Magazine_2013.11クローズアップ❹

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