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KYUDAI NEWS 平成25年9月30日(月)、総長室において、平成24年度特別研究員等審査会専門委員(書面担当)表彰贈呈式を行いました。この表彰は、日本学術振興会が特別研究員等審査会の書面審査において、有意義な審査意見を付した専門委員を表彰するもので、平成24年度は、表彰対象となる約600名の中から46名が選考されました。 本学からは、工学研究院の渡邉聡教授と農学研究院の岡本正宏教授が選考され、総長より記念品楯が授与されました。 平成25年10月8日(火)、本学は、ドイツのマックス・プランク物理学研究所 名誉教授であり、グライフスバルト大学 名誉教授であるフリードリッヒ・ワグナー氏に、九州大学名誉博士の称号を授与しました。 ワグナー教授は、プラズマ物理学と核融合研究に多大な貢献をされた、国際的にもっとも著名な研究者の一人です。特にプラズマ閉じこめ状態が突然改善されるHモードの発見はプラズマ物理学と核融合に多大なる影響を与えました。また、ヨーロッパ物理学会会長として物理学全体を指導されてきました。 ワグナー教授は、本学とマックス・プランク研究所との協定締結や、伊藤極限プラズマ研究連携センターの設立に尽力され、本学のプラズマ核融合研究を発展させ、評価を高めるとともに、伊藤賞の設立にも寄与されるなど本学の国際的知名度の向上に大きくご貢献いただきました。 さらに、筑紫キャンパスにおける基調講演や総合理工学府先端エネルギー理工学専攻における国際交換講義の実施など、本学のプラズマ物理教育の国際化にも大きく貢献されました。 このような本学の研究教育に対する多大なるご貢献に対し、この度、ワグナー教授に名誉博士の称号を授与することとなったものです。フリードリッヒ・ワグナー教授へ名誉博士の称号を授与 平成25年9月25日(水)、糸島市立東風(はるかぜ)小学校にて、科学実験教室を開催しました。 当日は、工学研究院材料工学部門の宗藤伸治准教授、寺西亮准教授と大学院生により「びっくり科学実験(高温/低温の世界!?)」をテーマに行われ、4年生全3クラス約100名と保護者が参加しました。「低温の世界」では、液体窒素を使った超伝導とモノを瞬間冷凍する実験を行い、「高温の世界」の実験では、ドライヤーや自分たちの手の熱で電気を作ることができる材料やオーブントースターの熱でネームプレートを作ることができる材料があることを知り、参加した子どもたちは、目を輝かせ実験に夢中になっていました。 実験前の寺西准教授からの「理科が好きな人」という問いに、手を挙げる子どもは2割程度でしたが、実験後には、同じ問いにほとんどの子どもたちが元気よく手を挙げていました。今回の科学実験教室を通して、多くの子どもたちに科学に興味を持ってもらえたようです。糸島市の小学校で科学実験教室を開催有川総長、ワグナー教授(右)左から有川総長、岡本教授、渡邉教授宗藤准教授にネームプレートを見せる子ども平成24年度特別研究員等審査会専門委員(書面担当)表彰贈呈式を挙行26  Kyushu University Campus Magazine_2013.11

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