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KYUDAI NEWS 平成25年11月30日(土)、本学在籍の外国人留学生を対象とした実地見学旅行を実施しました。この見学旅行は、留学生が日本の伝統文化や自然を実地で見学することを通じて、日本理解や留学生同士の親睦の一助となることを目的として毎年実施しているものです。 当日は18か国178名の留学生が6台のバスに分乗し、熊本県阿蘇市に向け出発しました。まず、阿蘇ファームランドで昼食をとり、阿蘇草千里ヶ浜で散策をしました。前日の冷え込みから草千里ヶ浜の池には氷が張り、前方には雪化粧した山がそびえたつ神秘的な景色を望め、東南アジアなどの雪が降らない国出身の留学生は、寒さも忘れて雪を集めて丸めるなど楽しんでいました。次に、一の宮町の阿蘇神社へ向かい、歴史ある日本の建造物を写真に収めたり、おみくじを引くなどして、各々自由時間を過ごしました。最後の目的地である大観峰では、天候に恵まれ見晴らしがよく、世界最大規模のカルデラを眺めることができ、留学生らは美しい景色を背に写真をとるなどして散策していました。 帰りのバスの中で配布したアンケートには、ほとんどの学生が「とても良かった」「できれば一泊したい」と回答しており、とても満足度が高い旅行となりました。阿蘇を楽しむ留学生見学旅行を実施阿蘇神社にて大観峰にて散策を楽しむ学生たち 平成25年11月15日(金)、伊都キャンパスの伊都ゲストハウスにおいて、留学生歓迎茶会を開催しました。当日は秋晴れの下、この秋の新入生をはじめとする留学生や日本人学生、外国人研究者約120名が参加しました。 本学経済学部卒業生でもある志村宗恭裏千家茶道教授のご指導のもと、参加した留学生らは、日本の代表的な文化の一つである茶道の体験を通じて、感謝の心や礼儀を学ぶとともに、参加者同士の交流を深めました。希望する学生が、着物姿で参加者に茶と和菓子を運びました。さらに、参加者は茶点前体験のコーナーを積極的に訪れ、より一層日本文化に親しみました。 留学生や研究者にとって、日本の伝統文化を体験する機会は多くなく、大学という身近な場所で茶道を体験し、日頃接する機会の少ない者同士で交流できたことを喜ぶ姿が数多く見受けられました。 この茶会は、志村教授のご好意により春と秋に実施しているもので、今回で3回目となります。和室での茶道体験着物で手伝った日本人学生と留学生留学生歓迎茶会を開催22  Kyushu University Campus Magazine_2014.1

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