http://www.kyushu-u.ac.jp-kyudaikoho_91
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 シドニーはオーストラリア随一の大都市で、様々な国の人たちが暮らしています。ダーリング・ハーバーやサーキュラーキーまで行けば、天気が良い時には湾港から、青い空と美しい海と行き交う船や橋を眺めることができます。 私が留学したシドニー大学のキャンパータウン&ダーリントンキャンパスは、シドニー市内南西の町・グリーブのビクトリア公園のそばにあります。私は、ここで心理学とオーストラリアの政治について勉強しました。特に心理学は、日本と比べて実学重視であったためかチュートリアルの時間がレクチャーより長くとられていました。社会心理学では「アファーマティブ・交換留学について詳しく知りたい方は、「九大生のための海外留学情報」(http://www.isc.kyushu-u.ac.jp/intlweb/study/)をご覧ください。過去の交換留学生による報告書も大学毎にたくさん掲載しています。 シドニー大学はオーストラリア8大学のひとつに数えられる、オーストラリア最古の大学です。オーストラリアは英国文化の影響を強く受けており、キャンパスもまるでイギリスのオックスブリッジかの如き造りになっています。入学式や卒業式は大学のシンボルであるMain Quadrangleで行われました。ちなみに私のお気に入りは、フィッシャー図書館とOld Teacher’s Collegeです。図書館では毎日多くの学生が入れ替わり立ち代わり勉強をしていました。晴れた日には美しい芝生で日向ぼっこをしている人がいたり、校内のカフェで休息を取っている人がいました。 欧米・南米・アフリカ・アジア(特に中国)など様々な国から留学生を受け入れていますので、いろんな国の人々と交流することをおすすめします。 また、生徒には各自Black BoardというWebサイトにログインするUni Keyとパスワードを与えられ、授業のアナウンス・講義の録音と録画・スライドの閲覧・質問・課題の提出(Black Board内のTurntin)など、全てをBlack Boardで行うことができます。大学の特色アクション」(積極的差別是正措置)についてグループの質問紙調査を、異常心理学では精神病質(うつ病や摂食障害など)に関する1〜2のテーマのプレゼンテーションを行いました。また、発達心理学では子どもの心の理論の発達を研究するためにChild Emotion Study 調査とディスカッションを、応用心理学では組織心理学・司法心理学・健康心理学についてのミニクイズ5題とビデオ鑑賞を求められました。エッセイでは、どの教科もクリティカルシンキングを求められたため、非常に苦戦しました。学士レベルとはいえ、授業のクオリティは高く実践的でした。ちなみに、授業はしばしば学内ストライキで中止されたこともありましたが…。 学生のレベルが高いだけでなく、優秀な成績の者だけが進める優等学士号で卒業するため、皆が非常に真面目に勉強に取り組んでいました。  日本人はあまり見かけないため最初は心細かったものの、ホストファミリーや多種多様な国から来た友人たちに支えられ、かけがえのない貴重な体験をすることができました。九大生が案内する世界のキャンパス留学生センターが入るJane Foss Russel Building到着したばかりの時に訪れたオペラハウス試験を受けた、The Quadrangleと呼ばれるキャンパス内でも象徴的な建物。シドニー大学教育学部4年 髙山美咲(たかやま みさき)留学先大学(オーストラリア)Kyushu University Campus Magazine_2014.1  25

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