http://www.kyushu-u.ac.jp-kyudaikoho_92
12/40

Kyushu University Campus Magazine_2014.3  11様々な地域との相互交流の推進をこのような課外活動への留学生の参加を後押しして、日本人学生との友情を深められればと思います。こういった学生のサークル活動の全体像を把握できるような全てのサークルについて掲載された留学生向けのカタログも必要です。あまり日本語が流暢でない留学生のためには、サークルとの関わり方についてのアドバイスも必要になるでしょう。藤木:そういったサポートは大事ですね。実は、週末によく箱崎キャンパスの貝塚グラウンドで留学生がサッカーをしているのを見かけるんです。とてもいいプレーをしていますし、サークルに入りたいと思っている留学生たちもいるでしょう。これまで留学生に対応した経験がないというサークルもあると思いますから、大学として組織的に取り組んでいく必要があります。エケネチュク:昨年10月に、国際化学生委員会では、現在伊都キャンパスに建設中の、留学生と日本人学生が同じ部屋に住むことができるドミトリー「国際村」や、留学生に望ましい生活環境について、調査を行いました。回答があった65人のうち51人は日本人学生でしたが、回答者の60%が部屋のシェアには抵抗があると答えたものの、全ての回答者が留学生と日本人学生の交流に関心があると回答しています。また、回答者の90%が、こういった交流が語学スキルの向上や広い視野につながると答えています。藤木:同じ場所に一緒に住むというだけでも、人はお互いからたくさんのことを学べますからね。「国際村」では、国際的なセミナーや会議を開催できる施設もできる予定ですし、うまく活用して欲しいですね。エケネチュク:昨年、国際化学生委員会のメンバーは関東の大学を訪問する機会があり、本委員会主催で、早稲田大学において大学国際化トーク・フォーラム「理想のキャンパスを作ろう!」を開催しました。藤木:早稲田大学でのフォーラムは、文部科学省からも高く評価されました。グローバル30プロジェクトに採択された大学で、こういったことを実施したのは本学の国際化学生委員会だけということで、たいへん誇りに思っています。エケネチュク:国際化学生委員会には3つの目標があります。ひとつは、課外活動を通じて全学生の国際化についての意識を高め、国際交流をより身近に感じてもらうことです。それから、留学生がサークル活動に参加できるように国際化を推進することです。最後に、大学の国際化における重要な事柄に対して、学生としての意見を大学に伝えることです。藤木:大学全体として国際化を一層藤木 幸夫理事・副学長アデイエミ フランシス ガブリエル

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です