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12  Kyushu University Campus Magazine_2014.3進めていく必要がありますので、皆さんの活動はたいへんありがたいことです。九州大学は、これまでアジア、欧米、アフリカへ向けて教育研究活動を推進してきましたが、今後より一層、多様な地域への進出も目指します。国際化学生委員会の皆さんにも、ぜひ力になってもらいたいと思います。緒方:九州大学では、現在約2100人の留学生を受け入れていますが、短期留学の学生も合わせると毎年約2700人の学生を海外から受け入れていることになります。特に、東南アジアや欧米地域の国々からの短期の交換留学生が年々増加していますね。渡邊:グローバル30プロジェクトは、2014年2月に総括シンポジウムを行い、3月に終了します。緒方:シンポジウムの前日には、グローバル30の13大学の学生によるワークショップを開催し、大学の国際化| 座談会 | 九州大学の国際化に向けてについて集中的に協議します。その成果をシンポジウムで「Voice of Students」として公表する予定です。藤木:シンポジウムが楽しみです。本学は2011年に創立百周年を迎えましたが、その際に、これからの百年に向けて九つの目指す姿とその実現のための行動計画を宣言しました。なかでも、有川節夫総長は「大学の国際化」を最優先事項に掲げました。 また、九州大学は、どの分野でも世界トップ100大学のひとつとなることを目指しています。既にカーボンニュートラル・エネルギー国際研究所はイリノイ大学にサテライトを持っていますが、今後、国外にも本学のキャンパスや研究所を置くことを目指します。また、日本社会での出生率低下や高齢化の問題もあり、将来的には全学生のうち留学生が占める割合が高くなることが想定されます。今後、海外の研究者ももっと増えていくでしょうし、キャンパス全体の国際化を進めていくことになるでしょうね。 国際化学生委員会のメンバーと意見交換を行うのは本日が初めてでしたが、大変貴重な機会で、皆さんのお話を聞けてよかったと思います。今後も本学の国際化に向けての取組を期待しています。本日はありがとうございました。グローバル30プロジェクト総括シンポジウムで、学生の声を伝えるグローバル30総括シンポジウムの準備のために集まった国際化学生委員会メンバー

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