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KYUDAI NEWS 平成26年1月31日(金)、西川京子文部科学副大臣が伊都キャンパスを訪問し、本学学生との「車座ふるさとトーク」を開催しました。 「車座ふるさとトーク」は、安倍内閣の地域に根ざした取組で、各省庁の大臣等が日本各地に赴き、テーマを決め、その地の方々と少人数で車座による対話を行い、生の声をつぶさに聞いて、政策に生かそうとする試みです。今回は、本学から有川節夫総長をはじめ関係者5名と学部・大学院の学生11名が、「大学教育の在り方」をテーマに懇談を行いました。 懇談では、文部科学省が取り組む教育政策や、本学が取り組む「基幹教育」、「21世紀プログラム」、また、大学や社会に対する要望等について活発な意見交換がなされ、学生にとっては国や大学の方向性等に直接触れ、考えを語り、思いを伝えることができた非常に有意義な時間となりました。懇談の最後には、西川副大臣から、学生と向かい合った近い位置で率直な声を聞けた貴重な機会であったとの謝辞が述べられ、盛会のうちに終了しました。西川京子文部科学副大臣と本学学生が「車座ふるさとトーク」「車座ふるさとトーク」の様子 平成26年1月28日(火)、伊都キャンパスの稲盛財団記念館において、味覚と嗅覚に関するセンサ研究開発を領域横断的に行う世界初の研究拠点「味覚・嗅覚センサ研究開発センター」の開所式を執り行いました。  本センターは、近年の食や環境のグローバル化に伴う種々の問題に対処するため、平成25年11月1日付けで設置したもので、味覚と嗅覚に関する基礎研究からセンサ開発、社会実装までを行う研究拠点として、味のデータベースである食譜(食の譜面)、被災地で人を検知するための匂いセンサの開発などを行います。  開所式では、有川節夫総長の挨拶に始まり、関係省庁・研究機関・企業からの来賓祝辞に続き、都甲潔センター長がセンターの概要説明を行いました。多くの来賓、学内関係者や一般市民の方など約130名の参加を得て、盛大に挙行されました。引き続き行われた設立記念シンポジウムは、本センターと応用知覚科学研究センター(センター長:芸術工学研究院 中島祥好主幹教授)の主催で行われました。「味覚・嗅覚センサ研究開発センター」が開所開所式でセンター概要を説明する都甲センター長 2013年度の「伊藤賞」の受賞者にFarah Hariri女史(エクス・マルセイユ大学博士課程修了、現在スイス連邦工科大学ローザンヌ校の博士研究員)が選ばれました。平成26年2月4日(火)、伊藤早苗副学長・主幹教授、応用力学研究所の藤澤彰英教授、稲垣滋准教授の陪席のもと、総長室にて有川節夫総長より同賞が授与されました。 「伊藤賞」(Itoh Project Prize in Plasma Turbulence)は伊藤副学長の名を冠した賞で、ヨーロッパ物理学会(プラズマ物理学)に設けられ、英国物理学会出版の共催ならびに九州大学の後援を受けています。プラズマ乱流の研究に関して優れた成果を発表した博士課程大学院生を表彰し、本学に招へいして講演や共同研究の機会を提供し、かつ広い視野を持つ場を与えるもので、歴代の受賞者は世界各地で活躍しています。  今回も世界的権威の研究者からなる国際選考委員会により厳正な選考が行われ、プラズマ乱流などのための基盤となる新たな磁力線座標系を考案し、計算コードに導入したことが非常に高く評価され、Farah Hariri女史が選ばれました。第9回伊藤賞(2013年度)の受賞者が決定左から藤澤教授、有川総長、Hariri女史、伊藤副学長・主幹教授、稲垣准教授28  Kyushu University Campus Magazine_2014.3

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