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山本 健兒経済学部長田中 教雄法学部長(平成26年4月1日就任)荒殿 誠理学部長 新入生の皆さん、九州大学経済学部への入学おめでとうございます。経済学部教授会を代表してお祝いと歓迎の言葉を申し述べます。 世界と日本の現状を理解し、将来を洞察するためには経済に関する知識修得が必須です。そのためには歴史的変動についての学習もまた重要です。それらを踏まえてこそ、地球環境問題、人口問題、経済問題などの世界と日本が直面する課題にどう立ち向かえばよいか、自ら考えることができます。経済学部のカリキュラムは皆さんが考える力を身につけるために構成されていますので、是非ともその力を高めるための勉学を実践してください。 勉学以外の生活も重要です。ヒトは一人では生きていけません。クラスやサークル、そして1〜4年の各学年に配置されている演習(セミナー)での活動を通じて友人を作り、大学時代及びその後の生活を豊かにすべく心がけてください。そのためには、自分の考えを明快に語るだけでなく、相手の語る言葉を理解し共感するコミュニケーション能力を養うことが必要ですし、批判精神も必要です。この広い意味でのコミュニケーション能力は行動に裏打ちされることも認識していただきたいと思います。|専門分野|経済地理やまもと けんじ ご入学おめでとうございます。教員一同を代表して、皆さんのご入学を心から歓迎いたします。 皆さんが、これから学ぼうとされている法学・政治学は長い伝統を持っています。その歴史は、2000年以上前の古代ローマや古代ギリシャに遡ります。現代の法学・政治学は、このような長い伝統のうえに成り立っています。法学部には、法や政治の歴史に関する授業があり、また憲法・民法・刑法・政治学をはじめとする多くの科目には長い歴史と伝統があります。 その一方で、新しい分野もあります。たとえば国際法、知的財産法、国際政治学などです。今日の社会は、インターネットで世界に繋がっているスマートフォンの普及に見られるように、未だかつてないほどに国際化し、高度化しています。それに伴って過去の経験・知識だけでは対処できない問題も多く発生しています。過去の経験・知識を踏まえたうえで、それらに安易に従うことなく、自ら判断することが不可欠です。常に既存の知識を振り返り、新しい知識を獲得し、そのうえで自ら判断していく必要があります。大学においては、そのような態度を身につけていただきたいと思います。|専門分野|民法学たなか のりお 新入生の皆さん、九州大学へのご入学おめでとうございます。理学部を選択していただいた皆さんとともに勉強、実験、研究をできることを大変嬉しく思います。 理学部は物理学、化学、地球惑星科学、数学、生物学の5学科からなり、創設以来ここで自然科学を勉強した20000名以上の卒業生が、産学官の多様なところで活躍しています。また基礎科学の教育研究の中核の一つとして九州大学はもとより、国の内外で大きな役割を果たしてきました。これからも先生方、諸先輩、そして皆さんの知的好奇心によって、新たに自然の普遍原理が明らかとなり、それがいずれは人間社会の幸福に資することであると信じます。 理学部では、科学の基礎をしっかり勉強して自然を正しく理解し、いま目の前にある科学や科学技術の問題を解決するばかりではなく、その先にある未知の問題を自ら発掘して解決していく姿勢を大事にしています。まずは自然をよくよく観察・観測し、物事を論理的に考える姿勢を身につけましょう。数年後には、それぞれの専門分野の第一線で活躍している教授陣や日々研究に頑張っている先輩達と、一緒に科学に没頭できる日を楽しみにして、充実した学生生活を過ごされることを期待しています。|専門分野|界面物理化学あらとの まこと新入生への期待伝統を踏まえて新しいことに挑戦する一緒に科学を楽しみましょう学部長からのメッセージ4  Kyushu University Campus Magazine_2014.3

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