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わかた    こういちJAXA 宇宙飛行士 若田 光一さん 私は5歳の時、アポロ11号の月面着陸のテレビ映像を見て、宇宙への強い関心を持ちました。その後、航空機に興味を抱くようになり、飛行機の技術者になろうと九大の門をくぐりました。 大学というのは、夢を実現する力を、学生が能動的に獲得する場所であると思います。 今から100年後、人類は、月面、火星そして他の太陽系の天体にも拠点を築いていることでしょう。宇宙開発を通してかけがえのない故郷地球の環境を守り、地球上でさらに豊かさを感じられる社会になってほしいと思っています。宇宙は限りない夢を与えてくれる空間です。同様に、皆さん一人一人も限りない可能性を秘めています。 今後私たちは、さらに広く世界に目を向け、世界のために行動を起こしていくことが大切です。〈九州大学創立百周年記念講演会「夢と宇宙 母校への期待」(平成24年5月12日)より抜粋〉 九州大学では、若田宇宙飛行士が搭乗する宇宙船ソユーズ打ち上げを応援するため、伊都キャンパスの「ビッグさんど」地下食堂において、パブリックビューイングを実施しました。 箱崎キャンパスの創立五十周年記念講堂において、ISSに長期滞在中の若田宇宙飛行士とのリアルタイム交信イベントを実施しました。  親子連れや本学の学生・教職員など約2,000人(サブ会場の九州工業大学を含む)が参加し、午後8時35分頃、大型スクリーンに若田宇宙飛行士の姿が映し出されると、会場は大きな拍手と歓声に包まれました。若田宇宙飛行士の恩師である麻生茂工学研究院教授による司会のもと、小川洋福岡県知事、有川節夫総長に続き、宇宙を夢見る県内の小中学生や本学学生10名と交信した若田宇宙飛行士は、「興味や得意分野を活かし、世の中のためになる事を見つけて努力して」「チームの信頼関係を常に大切にしています」などそれぞれの質問に対し、自身の経験を交えて丁寧に分かりやすく答えていました。 本学工学部出身の若田光一宇宙飛行士が平成26年3月9日(日)に日本人初となる国際宇宙ステーション(ISS)コマンダー(船長)に就任しました。 若田宇宙飛行士は、平成25年11月7日(木)に4回目の宇宙飛行に飛び立ち、約半年間に渡るISS長期滞在に挑戦しています。昭和62年 工学部航空工学科卒業平成 元 年 大学院工学研究科応用力学専攻修士課程修了平成16年 大学院工学府航空宇宙工学専攻博士課程修了Challenge Your Dreams!!8  Kyushu University Campus Magazine_2014.3九州大学OB 若田宇宙飛行士からのメッセージ伊都キャンパスにてパブリックビューイングを実施箱崎キャンパスにて若田宇宙飛行士とリアルタイム交信若田宇宙飛行士とのリアルタイム交信の様子©JAXA/GCTC1120137THU220144TUE 若田宇宙飛行士が〝日本人初〞となるISSの第39代コマンダー(船長)に就任しました。5月中旬の地上への帰還まで、米露5人のクルーを指揮・統括します。 九州大学は、今後も若田宇宙飛行士の宇宙への挑戦を大学をあげて応援していきます。日本人初!コマンダー就任320149SUN宇宙への挑戦を応援!

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