九大広報Vol.93 page 12/36

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九大広報Vol.93

新しきFile25挑戦者たち農学研究院日本学術振興会特別研究員-ＰＤ熊添基文さんMotofumi Kumazoe九州大学で学び、目指す分野を究めようとする次世代のプロフェッショナルを紹介します。今回登場していただくのは、生物資源環境科学府博士後期課程在学時に「緑茶ポリフェノールEpigallocatechin-gallateによるがん細胞特異的な細胞致死誘導機構の解明」という研究課題で日本学術振興会の『育志賞』を授賞され、この春から日本学術振興会特別研究員-ＰＤとして新たなスタートを切った熊添基文さんです。バット（ＥＧＣＧ）を大きくしなくても、阻害するヘルメット（ＰＤE5）を取り除くことでがん細胞に与えるダメージを大きくすることができることを、わかりやすく図にしています。研究室では、よき兄貴分として後輩の指導に当たっていますが「後輩たちの熱心な姿を見ていると、うかうかしていられないな、と大きな刺激になります」と熊添さん。「無趣味なんです。予想外のデータが出た時が一番うれしいです」と語る熊添さんは、まさに“研究の虫”と呼ぶにふさわしい存在です。日本学術振興会『育志賞』の授賞式で、恩師である立花教授と記念のツーショット。「立花先生には研究に対する真摯な姿勢を学びました」と語ります。KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2014.05 11