九大広報Vol.93

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というアドバイスもたくさんくれくれましたし、もっとこうしたら私が苦手な実験も進んで手伝ってちに苦労をかけた方ですからね。「苦労したというより、後輩た語ります。研究に「大きな苦労はなかった」と賞しました。それでも、熊添さんは日本学術振興会の『育志賞』を授熊添さんは、この研究によって心研か究らチのー感ム謝のを結。束力にいか、と考えるようになりました」いのかを探求した方が近道ではなめるというより、どうして効かなを本で見たのがきっかけです。強る』というマキアヴェッリの言葉獄へ行く道を熟知することであ「『天国へ行く最大の近道は、地葉がきっかけでした。のルネッサンス時代の思想家の言う、発想の転換。それは、イタリアて抗がん作用を増強させるとい阻害要因を取り除くことによっを進めてきました。もに、阻害要因を弱体化する研究がん作用機構を明らかにするととリフェノールの一種EGCGの抗熊添さんは、緑茶に含まれるポよ発り想効の果転的換なか細ら胞生致ま死れ誘た導。の一番の財産だと思っています」共有できる仲間がいることが、私臭い研究を支えてくれる先生方や療に貢献したいですね。そんな泥機構を明らかにすることでがん医治療薬のターゲットとなるような提示することです。がんの治療薬、い求めて、まったく新しい戦略を丈夫なのかもわからないものを追ないような、泥臭くて、本当に大「自分の目標は、みんなが追わけました。さらに熊添さんは言葉をこう続せんが、がんに対する仇討ちです」いました。言葉は悪いかもしれま「大学2年の時に、父をがんで失は、悲しい過去がありました。がんとの戦いを目指す背景に抗大が切んな研家究族へにの誓道っ。たびたいです」せていただいた時に、最終的に喜て人に効くという段階まで発展さ医療関係や薬剤関係の方々によっ験段階に過ぎません。この研究が、「この研究は、まだマウスでの実見つめています。ことはなく、この研究の〝未来?をまた、熊添さんは授賞におごると、心から感謝しています」らこそ、成し遂げることができたました。すばらしい仲間がいたかかけがえのない仲間とともに泥臭く「がん」に挑み続けたい熊添基文さん福岡大学附属大濠高等学校(福岡県)?九州大学農学部生物資源環境学科?九州大学大学院生物資源環境科学府生物機能科学専攻修士課程?九州大学大学院生物資源環境科学府生物産業創成専攻博士後期課程?日本学術振興会特別研究員-PDていきます。添さんの「がんへの仇討ち」は続い出ます。その実直さを武器に、熊け答えに、熊添さんの人柄が滲み実直という言葉がふさわしい受いです」目の前のテーマに取り組んでほしすが、どんなに苦しくても、まずはす。外に目を向けることも大事でできたからこそ成長できるのでしいものですが、汗をかいて悩んマだと思います。研究は、地味で苦いうのは、目の前にある研究テーとって、本当の意味の未踏の地と話がありますが、理系の人間に「よく『外の世界に出ろ』というした。に次のようなアドバイスをくれま熊添さんは、後に続く後輩たち未理踏系のの地研は究足者元ににとあっるて。の研究室の仲間たちとる成果を期待したいと思います。境に身を置いたので、世界に誇れまた3年間研究に没頭できる環誉なこと。特別研究員になって、とっても、九州大学にとっても名賞は、彼だけでなく、研究室に研究者がいる中での『育志賞』授全国にたくさんの博士課程のができると思います。まったく違った視点を持つことば、薬学やほかの分野の人たちとね。食品という土台で戦っていれ持つ側面にこだわってほしいです食品の機能性が薬と同じ作用を発想を持ってしまいがちですが、い気持ちがありました。薬学的な「がんを何とかしたい」という強私の研究室に入った時から、る能力は極めて高いです。ある問題を突破する気概、解決すなる猪突猛進型ですが、目の前に究に没頭すると周りが見えなく力は、素晴らしいですよ。一度研熊添くんの研究に対する集中指導教員より目の前にある問題を突破する気概、解決する能力は極めて高いです。立農花学研宏究院文(たちばなひろふみ)主幹教授12 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2014.05■関連W e bサイトへ九州大学食糧化学研究室http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/lab/syokuryo/