九大広報Vol.93

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九大広報Vol.93

本学と西日本シティ銀行は、平成26年3月28日(金)に組織対応型連携協定を締結しました。今回の協定締結は、本学の知見や研究成果と、西日本シティ銀行が有する幅広いネットワーク、金融・経済に関するノウハウとを融合させ、(1)地域産業の事業力強化と大学の学術研究の活性化、(2)大学研究成果の事業化促進及び大学発ベンチャーの支援、(3)人材交流を推進することにより、地域の活性に繋げたいという双方の考えが一致したことによるものです。調印式には、西日本シティ銀行から久保田頭取、礒山副頭取、岡村専務執行役員が、本学からは有川総長、安浦理事・副学長、古川産学官連携本部副本部長が出席しました。協定締結後、久保田頭取が「地域の発展にはアカデミズムの水準向上が不可欠。九州大学との連携により、地域産業の様々な分野で高いレベルの研究・技術が活かされる」と語られ、有川総長が「西日本シティ銀行が有するネットワークを利用することにより、大学ニーズと企業ニーズのマッチング機会が創り出され、個々の企業との協力体制だけでは得られない総合的な連携が可能になる」と述べました。今回の協定を契機に、本学と西日本シティ銀行は、様々な分野で地域への知的貢献に取り組み、より良い協力関係を発展させていきます。平成26年3月24日(月)、能楽師・公益社団法人日本芸能実演家団体協議会会長であり人間国宝(重要無形文化財保持者(各個認定))の野村萬氏が来学されました。野村氏は、※九州大学大学院芸術工学府ホールマネジメントエンジニア(HME)養成講座特別講義の講師として大橋キャンパスにて講義を行い、伝統芸能について熱く語る姿に受講生は引き込まれました。国の文化政策全般や次世代への伝統芸能提供方法などについて活発な質疑応答が交わされ、予定時間を超えてなお、熱のこもった野村氏の語り口に、貴重な経験ができたと話す受講生もいました。なお、講義に先立って、箱崎キャンパスの特別応接室にて有川総長と懇談を行いました。懇談では、文化芸術振興に関する話題や、伝統芸能と人材育成の関わり等について意見交換を行いました。能楽師・公益社団法人日本芸能実演家団体協議会会長野村萬氏(人間国宝)が来学西日本シティ銀行と組織対応型連携協定を締結KYUDAINEWS!KYUDAINEWS!協定書を取り交わす久保田頭取(左)と有川総長総長との懇談時、関係者による記念撮影(右から3番目が野村氏)講義中の野村氏の様子※九州大学大学院芸術工学府ホールマネジメントエンジニア(HME)養成講座とは平成25年度に九州大学大学院芸術工学府において文化施設や文化芸術振興分野で働く社会人を対象として開講した講座で、文化庁の「平成25年度大学を活用した文化芸術推進事業」に採択されました。特別講義は本講座内容の一部として実施しているものです。KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2014.0524