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概要

九大広報Vol.97

1012九大生が案内するシンガポール国立大学世界のキャンパス留学先大学(シンガポール共和国)佐伯 裕人(さえき ゆうと)「九大生のための海外留学情報」Webサイト http://www.isc.kyushu-u.ac.jp/intlweb/study/交換留学についての詳細や、過去の交換留学生による報告書も大学毎にたくさん掲載しています。( )シンガポール国立大学の特色  私は、シンガポール国立大学(NUS)に留学して東南アジア研究をゼロから始め、人文科学(社会学や歴史学など)を中心にその地域に関する知識の修得に努めました。課外でもASEANの地域問題に関するワークショップやフォーラムに参加し、専門性を高める活動を行いました。 NUSでは講義に加え「チュートリアル」と呼ばれるプログラムがあり、講義で学んだ知識を基に個人やグループでプロジェクトを完遂することが求められます。日頃から多くの予習や課題が与えられる中で、プロジェクトも行い定期試験に臨むという極めてハードな学習環境ですが、その分ひとつの講義に対する専門性の定着度は高く、1年間という限られた留学期間でも大きく成長できます。 このようなタフな環境もある一方で、楽しく学生生活を送れる環境もあります。Hall(ホール)と呼ばれる寮に住むと、毎日イベントが開催されているため、多くの現地の学生と交流できます。また、シンガポールは多民族国家であるため年間を通して複数の文化的行事に参加でき、異文化を常に体感できる環境があります。休暇を利用すればマレーシアやインドネシアといった近隣諸国に旅行でき、地理的優位性を利用して複数の国を訪れることも可能です。 NUSには勉学も運動も遊びも全力で取り組む学生が在籍し、刺激的な毎日を送ることができます。ダイナミックに自分を成長させたい方にはオススメの大学です。[NUS Student Life video]https://www.youtube.com/watch?v=iA7B06-3PM8経済学部 経済・経営学科4年寮の仲間とナイトサイクリングに行った時講義風景シンガポール国立大学人文科学部 シンガポール国立大学は、2014年に※アジアNo.1の大学としてランクインした、世界トップクラスの研究機関を擁する、非常に国際色豊かな名門大学です。100以上の国と地域から来た留学生を含め約4万人の学生が在籍しています。国内の大学では最大規模の総合大学として君臨し、12の学部と50近くの学科があります。1905年に設立された当初は薬学系の教育機関として創られたため、薬学やその他理科系の分野に特に強みを持っています。また、学内には27の部活動が存在し、体育系の活動にも注力しています。 キャンパス内では大学専用のバスに加えて公共交通機関も運行しているため、移動に不便さを感じることはありません。11の学生寮があり、留学生も安心して滞在することができます。食堂やカフェも約40カ所あり、安い価格で様々な食べ物を楽しむことができます。充実した自習施設や無料で使用可能な運動施設、安定したネットインフラなど、学生生活をサポートする体制も整っている大学です。※ QS University Rankings : Top 300 universities in Asia 2014KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2015.01 17