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概要

九大広報 Vol.99++

団体の主な活動には学生ボランティアの派遣活動があり、東日本大震災で被害を受けた地域を中心に学生を派遣する活動を行っています。震災から4年が経過した今でも東北のために何かしたいという熱い想いを持っている学生も多く、そのような学生の窓口となるべく私たちは活動を行っています。当団体の派遣活動では、学生が目的意識を持ち、かつ安心して活動に参加できるよう、出発前に事前研修会を行い、活動後もその後の継続的な活動につなげるための事後研修会を実施しています。私たちは、団体として一つ一つの地区に入り込んでいるので現地の方の信頼も厚く、現地の方と学生は一週間作業を共にする中でしだいに打ち解け、より密接な交流を得ることができます。現地の方からも「九州から毎年来てくれて本当に嬉しいし助かる」という言葉をいただき、その言葉は私たちの活動の原動力となっています。 私たちは派遣活動以外にも、月に一度手作りキャンドルを作り、明かりを灯して東北の方に「忘れていない」という想いを届ける「ともしびプロジェクト」や、東北での活動を通じて学んだ防災知識を地元福岡の人々に伝えるための「防災キャンプ」の開催など年間を通して様々な活動を行っています。 今後は、東北への息の長い支援活動を行っていくためのシステム作りも行うとともに、これまで培ってきた知識や手法、人のつながりを活かした、多方面での活動を企画立案中です。Project 架け橋九州と東北を繋ぐ架け橋代表 松尾 健大(工学部4年)当「復興支援」。震災から4年が経ち、現地での復旧復興が進みゆく中、今ではこの言葉を耳にする機会も減ってきました。しかし、時期とともに活動内容は変わりながらも、これからも私たちは原点である「九州と東北の架け橋」をモットーに、九州からの活動の窓口となり続けます。また、今後はこれまで培った手法・知識を地元地域へ還元する活動も併行して進めていく予定です。今後ともProject架け橋をよろしくお願い致します!代表からの一言【お問い合わせ】E-mail:kakehashi.qed@gmail.com記者会見レポート東日本大震災発生から一年後の2012年5月に「九州と東北を繋ぐ架け橋」となるべく復興支援団体として設立。現在メンバーは、九州大学生と福岡大学生、また大学を休学して東北に在住している東北支部メンバーも含み、計20名で構成されている。これまで25大学393名の学生が参加した東北へのボランティア派遣活動をはじめ、震災風化防止活動、地元福岡での防災活動など、多岐にわたる活動を展開している。Groupintroduction18 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2015.07