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概要

九大広報 Vol.99++

水素社会をリードする九州大学の役割 九州大学伊都キャンパスには、佐々木センター長が所属する水素エネルギー国際研究センターをはじめ、水素材料先端科学研究センター、次世代燃料電池産学連携研究センターなど、世界をリードする研究拠点が揃っています。 「水素社会の実現という大きな目標のためには、やるべきことが本当にたくさんあります。国でも個々のプロジェクトに分かれているので、このキャンパス内の組織は、それぞれのプロジェクトのマネジメントに合うような形にしています。水素エネルギー国際研究センターが全体調整、他のセンターは、会社でいうと事業カンパニーのようなもので、各課題に集中的に取り組んでいます」 水素材料先端科学研究センターは、素材が水素に触れるともろくなる問題を集中して研究する組織で、国家プロジェクトをけん引する重要な役目を担っています。次世代燃料電池産学連携研究センターは、工場や事業所で使う大型の燃料電池の開発研究などを企業と連携しながら進めています。 では、これからの水素社会における大学の役割とは何でしょう。 「エネファームや燃料電池自動車にしても、大学の研究から生まれた技術の芽が形になったものですから、常に新しい芽を出し続けることが大学としての使命だと考えています。いいアイデアが出ても、論文だけでは世の中に出て行くことはありません。そこで大事になってくるのが産学連携です。20水素社会をリードしていくために総合大学としての強みをどれだけ活かせるか。▼水素エネルギー関連の動画が観れる水素シアター▼過去から未来の水素エネルギー技術がわかる水素社会ショールーム伊都キャンパスで発電する世界最新型の大型燃料電池KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2015.07 05