ブックタイトルアクションプラン日本語版

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概要

アクションプラン日本語版

総長挨拶常に未来の課題に九州大学は、2011年の創立百周年を機に、新たな百年に向けて、すべての分野において世界のトップ百大学に躍進する、「躍進百大」というスローガンを掲げ、「自律的に改革を続け、教育の質を国際的に保証するとともに、常に未来の課題に挑戦する活力に満ちた最高水準の研究・教育拠点となる」を基本理念としています。この基本理念を実現するため、第3期中期目標・中期計画期間に向けた今後6年間のアクションプランを策定しました。基幹総合大学である九州大学の強みは、研究者の知的探究心に基づいて広範な分野において独創的・基礎的学術研究が遂行されていることです。裾野の広い学術研究は人類の文化的・社会的生活を豊かにするとともに、イノベーションの起動力となり、かつては予想もできなかった地球環境問題、資源・エネルギー問題や難治性疾患の病態や治療の解明などに果敢に挑戦し、多くの成果をあげてきました。このような学術研究の根源的な価値に改めて注目し、その発展を支えるための支援システムを強化します。学術研究においては、異分野間の接触が新たなフロンティアを開拓する原動力となります。専門分化した学術分野の推進とともに学術分野の融合と統合を目指します。世界トップクラスの卓越した研究成果が期待できる分野については、さらなる高みを目指し世界最高水準の研究拠点となるように重点支援し、人類が直面している課題解決につながる最先端研究、新しい社会システムの提案や実証実験を積極的に進めます。九州は古代より大陸文明受容の玄関口となってきたため、異文化に対する包容力を持つ地域文化を育んできました。また、キャンパスはまさに大陸文化を取り入れた地に立地し、海と山の豊かな自然に囲まれています。学生は豊かな文化・自然環境の中で、教育や研究に優れた教員、国際性豊かな仲間、1