総長メッセージ

あなたの熱意が九大を変える、社会を変革する

九州大学総長 石橋 達朗
九州大学総長 石橋 達朗

九州大学の目指すもの

九州大学は、東京、京都、東北帝国大学に次ぐ4番目の帝国大学として1911年に創立されました。現在約19,000人の学生と約8,000人の教職員が在籍し、12学部、19学府、国内最大級の大学病院や附属図書館などを保有しています。 

本学の理念は、「自律的に改革を続け、教育の質を国際的に保証するとともに、常に未来の課題に挑戦する活力に満ちた最高水準の研究教育拠点となる」です。『教育憲章』では、秀でた人間性、教養豊かな社会性、優れた国際性、創造性の高い専門性を有する人間の育成を目指すことを定め、『学術憲章』では、人類が長い歴史の中で探究され結実した叡智を大切にし、これを次の世代に伝えること、その上ですべての学問の伝統を基盤に新しい展開、先進的な知的成果を生み出すことを使命としています。

2021年、本学は「指定国立大学法人」の指定を受け、それを契機に「KYUSHU UNIVERSITY VISION 2030」を策定しました。これは、本学の方向性、方針を示すものであり、2030年までに「総合知で社会変革を牽引する大学」になることを目指しています。

九州大学の求める人材

九州大学初代総長の山川健次郎先生は、「己が専門の学問の蘊奥(うんのう)を極め、合わせて他の凡てのことに一応の知識を有して居らんで、即ち修養が広くなければ完全な士と云うべからず」と説いておられます。本学はこの言葉を大切にし、教育においても、研究においても、異なるバックグラウンドを持つ者同士が交流し、多様な視点でそれぞれの「知」を組み合わせることで、新たな「知」を生み出すことのできる環境づくりに努めてきました。
本学には、人文社会科学系から自然科学系、さらにはデザイン系の「知」が結集しています。我々は、これら「知」の複合により創出する「総合知」によって、現代社会の複雑で多様な社会的課題の解決に貢献しています。
そして、このビジョン達成の先にあるものが、持続可能で人々の多様な幸せ(=well-being)を実現する社会だと考えています。

今、「総合知で社会変革を牽引する大学」に向け、我々のビジョンに共感し、共に挑戦していただける人材が必要です。「誰もが幸せな未来社会を実現したい」「自分の可能性を試したい」といった、創造性とチャレンジ精神にあふれ、それを最後までやり遂げる熱意のある方の応募をお待ちしています。全大学構成員が共に協力し合い、一つの大きな力となって、九州大学を、そして社会をより良く変革していきましょう!

求める人物像

新しいことにチャレンジする姿勢を持つ人

九州大学は、配属先は本学の設置する全ての学部、部署が対象となります。
異動や人事交流が定期的に行われ、他大学や学外官公庁、海外で勤務する機会もあり、多岐に亘る職場環境で勤務いただくことになります。
また、種々の研修を実施していて、資質向上やスキルアップできる機会に恵まれています。

「職員」と聞くと地味なイメージや保守的なイメージを持たれるかもしれませんが、グローバル化や少子高齢化が進む変化の激しい時代を生き抜き、より良い大学へと発展させるため、様々な環境に柔軟に適応し、新しいことにチャレンジする姿勢を持つ人材を求めています。

4つのポイント

1 本学の基本理念を理解し、その発展に貢献する熱意と積極性を持っている人
2 周囲の人と協力して業務を行うためのコミュニケーション能力や協調性を持っている人
3 社会のニーズの変化に対応できる柔軟性を持っている人
4 グローバル化への関心を持ち、前向きに取り組むことができる人