特集:ふくらむ留学への夢

Berea Colege <べレア・カレッジ>
ケンタッキー州のアパラチア山脈の麓に位置するベレアは, 自然に恵まれた静かな町で,その東部のほぼ全てがカレッジ 所有の土地である。織物,陶器,木工品等の伝統工芸品はアメ リカでも有名。入学にあたって親の所得の上限設定があり,在 学生全員に授業料全額をカバーする奨学金を与え,学生は週 20 時間キャンパス内での労働が義務付けられるといった極 めてユニークな教育ポリシーをもつカレッジである。しかも 1 年間で$1,000 を稼ぐチャンスもある。
キャンパスは19 世紀末に建てられた赤煉瓦の建物が多く, 職人の町といった雰囲気がある。いち早く宗教や男女を問わ ず学生を受け入れ,当地の山脈周辺の貧しい農家の子供たち に教育の機会を与える為に設立された。その理念は,南北戦争 の際に強い批判を受けたので,全教官は1 時的にオハイオ州 に避難した。設立当時の伝統は今でも現在のポリシーに反映 されている。当カレッジが早くから留学生の受け入れ体制が 整っていたためか,様々な民族の学生が見受けられ,アメリカ 農業地帯の小さな町にしては国際色豊かである。 日本学を専門とする国際教育センター長が着任したばかり である。TOEFL に対しては柔軟で,500 以上のスコアであ れば留学可能である。

Goucher College<ガウチャー・カレッジ>
ワシントンD.C.の近くにあるボルチモアは,アメリカの中 でも伝統ある文化的に豊かな都市である。以前はガウチャー カレッジもボルチモア市内にあったが,1950 年代に郊外 の現在のキャンパスに移転した。1980 年代までは女子大 学であったが,現在は共学となっている。
ボルチモアは学問の都市として知られ,当カレッジから市 内まで車で50 分だが,途中ジョンホプキンズ大学をはじめ とするいくつかの高等教育機関がある。図書交換システムや イベントを通して大学間の交流は盛んに進められ,静かで小 規模のカレッジではあるが,最大規模の施設にアクセスできる。 ジョンホプキンズ大学との相互関係もある。
建物は1950 年代築の低いものが多く,キャンパス全体 が広々としている。学生数は約1500 名。TOEFL スコアは 550 以上である。

前のページ ページTOPへ 次のページ
インデックスへ