九州大学総合研究博物館では、特別展示の2回目とし
て、7月16日(月)から9月14日(金)までの2ヶ月間の予定で、
「地球惑星科学への招待−地球の過去・現在・未来を
見つめて−」を開催しています。
本展示は、理学研究院地球惑星科学部門、比較社会
文化研究院環境変動部門地球変動分野、工学研究院
地球資源システム工学部門応用地質学分野、応用力学
研究所基礎力学部門地球流体力学分野の担当で、地
球及び惑星の起源、初期地球の形成と進化、生命の起
源と進化、現在の固体地球の姿と動き、オゾン変動や気
候変動、宇宙天気、太陽と地球の相互作用など、九州大
学で現在行われている地球を対象とした研究のトピック
スを、総合的に紹介していこうというものです。パネル展
示とあわせて、隕石標本、鉱物・化石標本、ヒマラヤの世
界最高所の岩石などの展示も行っています。
近年は地球環境保全の問題が国際的に重要課題に
なり、この方面からも地球あるいは地球を取り巻く環境が
大きな注目を浴びています。これらの問題を解決するには、
どのように地球及び惑星は誕生し、どのようなプロセスを
へて現在にいたったのか、そしてそれらの進化過程にお
いて、宇宙・太陽圏、電磁圏、気圏、水圏、固体地球、生
物圏がどのような相互作用をもってきたのかを理解するこ
とがますます重要になってきました。
本展示を通じて、多くの方々に九州大学で行われてい
る研究の一端を知っていただいたくとともに、自分たちが
住んでいる地球に、今一度目を向ける機会にしていただ
ければ幸いだと考えています。
開催期間:平成13年7月16日(月)〜9月14日(金)
土・日・祭日及び8月13日(月)〜8月17日は休館
開催時間:10時00分〜17時00分
展示場所:九州大学記念講堂3階博物館展示室及びロビー