資料シリーズ糸島紀行S

このシリーズでは、九州大学新キャンパス用地のある糸島半島周辺の景勝地や施設を紹介しています。

「福岡県水産資料館」

 糸島半島の東端、毘沙門山のすぐ南に「福岡県水産資料館」はあります。同館は福岡県水産海洋技術センターの組織再編に伴い、平成11年4月にオープンしました。建物から突き出ている「角」とそれを螺旋状に取り囲む「殻」──見るからにユニークなその形状は「巻き貝」をイメージしたものです。館内には、漁具や魚礁模型等が展示されているほか、コンピューターグラフィックによる漁法の紹介やAVシアターでの映画上映も行われています。また、各種資料も豊富に揃っており、福岡県の水産業について詳しく知ることができます。糸島半島を訪れる時はぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょう。学校週休2日の時代、週末を利用すれば家族連れでも十分楽しめます。

(写真:施設部整備計画課田中広幸 文:新キャンパス計画推進室森 牧人)

編集後記

 本年度より主幹を仰せつかりました。九大の広報誌は過去に何回か賞をいただいております。成績が悪かった後を引き継いで思いもかけぬ活躍をしている関西のプロ野球の監督と違って、もしこれまでの内容が維持できないとなればその責任は大きいでしょう。医療系のため文系の思考に欠けているとすればここはひとつ居直って、守りではなく攻めの姿勢でやってみようと考えています。本号から表紙デザインが変わりました。官報的広報誌から脱却すべく「愛称」の制定も考えています。何卒宜しくお願いします。

(編集主幹/中島昭彦)

 九大の全教官数は約二千三百人、事務官・技官数も約二千三百人、学生・院生数は約一万五千人、これだけの人々が一体何を考え、何をしているのか、お互いに知りあうことは容易ではない。九大広報の役割は、ひとつにはこの巨大組織の中のお互いの情報交換を円滑に行うこと、いま一つは学外の人々に今日の九大のあり様を正しく、迅速に伝えることにあるだろう。筑紫地区の応用力学研究所からの編集委員として、できるだけのことをしたいと考えているので、よろしくお願いします。

(編集委員/柳哲雄)

 昨年の十一月に理学研究院から大学教育研究センターに移った。四月になって何の前触れもなく広報専門委員会の開催通知が来た。当センターでの任務を全うするには、九大全体を見渡せなければならない。その意味でもよいチャンスを与えてもらったと喜んでいる。九大広報を通して、学内外に九大の生き生きとして活力ある姿を多面的に伝えていけるよう、少しでもお役に立てればと思っている。先輩委員のご指導をお願いしたいと思います。

(編集委員/淵田吉男)

 人問環境学研究院心理臨床コースの教官をしております。「九大広報」の編集に携わるのは全く初めてですので、新鮮な気持ちで取り組んでいきたいと思っております。この二十四号はいかがでしたでしようか。「サッカーをするロボットづくり」について、とても夢のあることとうらやましく思っていましたが、やはりその舞台裏では、計り知れないご苦労があることがわかって大変興味深かったです。編集委員会では、読者のみなさまからのたくさんのご意見をいただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

(編集委員/高橋靖恵)

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