シリーズ糸島紀行21

このシリーズでは、九州大学新キャンパス用地のある糸島半島及びその周辺の景勝地や施設を紹介しています。
平成14年6月20日19時10分頃撮影
国土地理院発行地勢図

「二見ヶ浦の夕陽」

 糸島半島に夕陽の名所があることはご存じですか?

 写真は半島の北にある二見ヶ浦(志摩町)から見たある梅雨の晴れ間の玄界灘の夕陽です。6月のこの時期、夕陽は沖にある夫婦岩の岩陰にちょうど沈みます。写真からもわかるように、海と空は朱色に染まり、夕陽はしめ縄でつながれた夫婦岩を彼らの正面から照らしています。寄り添う夫婦が夕陽を前に未来の夢でも語り合っているかのようにも見えます。また、背後では、岩間から漏れた光がさざ波に反射し、その煌めきが海面に鮮やかな光の道を敷いています。夏至前後にしか見ることのできないこの光景は見事というほかありません。

「日本の夕陽百選」にも選ばれている「二見ヶ浦の夕陽」は梅雨の志摩町の風物詩ともなっています。

(写真:施設部整備計画課 田中広幸 文:新キャンパス計画推進室 森 牧人)




編集後記

 六本松の比較社会文化研究院に所属しております。広報編集委員になるのは初めてですが、なんとか頑張ってよい誌面作りのお役に立ちたいと考えております。

 企画やアイディア力はあまりありませんので、目下のところは「記者」として、情報収集(ニュース集め)にはげんでいるところです。九大の教官や学生・院生にこんな人がいる、こんな活動をしている人がいる、などのトピックスを募集しています。耳寄りなニュースや、皆に知ってもらいたい情報をお持ちの方、編集委員までお知らせ下さい。よろしくお願いします。

(編集委員/日下みどり)

 私が個人の受け持ちとして担当している「協定校紹介」欄は、ずっと教官に執筆を依頼してきたのを、今回は協定校に留学中の学部生にお願いしてみることになった。複写室でたまたまお会いした西洋史学の神寳秀夫教授にお尋ねしたところ、「きっといい文章を書いてくれるでしょう」と大場はるかさんをご推薦いただいた。お寄せいただいた文章は協定校への留学の利点などがよく分かり、大場さんとご推薦下さった神寳教授にお礼申し上げたい。

(編集委員/鵜飼信光)

 世の中、日本も欧米も、中国もロシアもアラブ諸国も未曾有の変革の時期にさしかかっているのか、慌ただしい。わが国は、明治の開国より、欧米に追いつき追い越せで走ってきたのに何か忘れてきたことにやっと気づき、自信を取り戻すのに、ヒトの集まる幾重もの集団間に不信感が渦巻いている。ここはひとつ、時間をかけて改修しようじゃないかと踏みとどまる勇気が要る。日本の歴史は砂の上に形作られてきたのじゃないから…。黙っていても解ってはくれないから、自身を説明する手段をもっと大事に活用しよう。言外に匂わすのは、別に、時と場所を選んで。

(編集委員/平方秀樹)

 「三年ぶりに帰って参りました。九大応援団です。訳あって平均年齢は、二十六歳です。」の挨拶に会場はどっと沸き、温かい拍手に包まれた。東北大学で開かれた七大戦を取材した。応援団のパフォーマンスを披露する演舞会会場に、情報を知る観客から「ありがとう」と温かい声援が飛ぶ。「九大人」にも登場いただいた指山、中村両氏率いる九州大学応援団への期待の声援であった。

 新しいスタイルも素晴らしいが、オリジナルはいつまでも人の目を惹く。

 失われかけた「キュウダイ・オリジナル」を見事復活させた彼らに対する拍手は、止むことなく鳴り響いた。演技の完成度もさることながら、その努力に対する敬意と感謝の気持ちの表れであろう。遠い仙台で、少しだけ九大関係者であることを誇らしく思った。

 演技の後の汗と笑顔はとても輝いて見えました。カッコ良かったですョ。これからも是非頑張ってください。

(企画広報室/中野憲一郎)

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