サークル紹介

[硬式野球部]

 九大に野球系のサークルは数あれど、本気で野球に打ち込める場所はそうありません。私たち硬式野球部は九州六大学野球連盟に所属していて、春秋のリーグ戦での勝利を目標に練習に励んでいます。また、リーグ戦以外にもインカレや七大戦といった公式戦にも出場しています。公式戦の他にも、各大学とのオープン戦や新歓・追い出しコンパ、忘年会など多彩な催しがあります。

 先に紹介した九州六大学野球リーグは、毎年プロや社会人に選手を輩出するなどレベルの高いリーグで、先日釜山で行われたアジア大会でJAPANの中軸を担った喜田剛選手も昨年まで同じ舞台でプレーしていました。またリーグ戦の結果は各新聞に取り上げられます。そんな中、九大はここ数年Aクラスからは遠ざかっていますが、各シーズンでベストナインや首位打者賞を獲得する選手もいるなど奮闘しています。こう言うと、硬式野球部は高校から主力だった人ばかりが集まっているのではないかと思われそうですが、決してそうではありません。実際、高校野球未経験でありながら表彰された選手もいます。

 活動場所は文系地区の野球場で、週に約五日練習しています。内容は高校までとは違い、主将を中心に選手がチーム全体のメニューを考えてやっています。

 今春のリーグ戦終了後に大学院博士課程在学中の岩崎研太監督が就任してから、全体練習だけでなく個人練習の時間も取り入れられ、各人が自分に必要だと思う練習を考えて取り組んでいます。こうして自分の納得できる練習をすることができるので、たとえ野球経験が少なくても、また高校まで目立った活躍ができていなくても、大学で大きく化けることが可能なのです。

 最初に述べましたが、硬式野球部は本気で野球に打ち込める場所です。草野球なら将来いくらでもできますが、心から喜んだり悔し涙を流したりと熱い野球ができるのは大学が最後です。あの頃の情熱を取り戻したいという方、いつでもお待ちしています。もちろんマネージャーも大歓迎です。

奥薗 徹(おくぞの とおる)
工学部電気情報工学科三年
ホームページ:http://rcweb.rc.kyushu-u.ac.jp/~baseball/

[バドミントン部]

 私たちバドミントン部は週に六回練習しています。月曜日から土曜日までほぼ休みなくがんばっています。月曜日・火曜日・金曜日の三日間は六本松体育館で夕方の五時から、水曜日・木曜日・土曜日の三日間は貝塚体育館で五時十五分から練習しています。体育館は九時まで使えますが、八時からは自由練習です。フットワークや基礎打ちをはじめ、六本松体育館ではノック中心の練習で、貝塚体育館ではパターン練習中心です。また、土曜日は部員どうしで試合練習をしています。部内の先輩と後輩の仲もとてもよく、毎日面白おかしく活動しています。

 この練習でつちかった力を発揮し、他大学との交流を深めるために広島大学、佐賀大学、西南大学との定期戦を開いています。定期戦をすることで自分の欠点などを見つけ、実力をさらに磨くことができます。春には毎年合宿があり、厳しい中にも楽しさがあります。その他にも新人が入ってきたときや四年生が卒業するときやいろいろな行事ごとにコンパが開かれます。

 こんなバドミントン部ですが、大会にでれば輝かしい成績を数多く残しています。そのごく一部を紹介すると、旧帝大七校によって競われる七帝戦で三位、福岡県の学生による団体戦で三位、そして新人戦、個人戦では女子のシングル優勝を始め上位多数入賞し、男子団体準優勝、女子団体は三位とパーフェクトな内容でした。

 現在九州リーグにおいて、男子は一部で女子は二部ですが、今後は、九州リーグで男子は一部優勝、女子は一部昇格、七帝戦・新人戦で優勝を目標に掲げ、バドミントンの技術の向上はもちろん充実した大学生活を送れるようにがんばっていきます。

土肥 薫(どい かおる)
工学部地球環境工学科

[軟式野球部]

グランドの隅でなにやら話してますよ。
クマ:やあ!しんちゃん。やっと来たか。
しんちゃん:いきなり呼び出して何の用さクマちゃん。
クマ:僕たち軟式野球部の部活動紹介って話なんだけど…。やっぱり、僕たちの部活は週一回の練習なのに凄く内容が濃いし、やりがいがあるところがいいよね。
しんちゃん:そうやね。やっぱり週一回っていうのが大きいよね。バイトや大学の勉強とも両立できるしね。それだけど、みんなが声出し合って活気あふれてるから練習も充実してるよね。
クマ:野球といった団体球技って全員が仲間意識を持ってチームプレーに徹することが大事だと思う。僕たちは短い練習の中レギュラー争いでお互いに刺激し合って絆を深めてるんだよね。お互いに向上心を持ってやることで楽しい雰囲気でできてるんだよね。
しんちゃん:俺は野球まったくの素人で、ほんとキャッチボールくらいしかしたことなかったんよ。それやけ、正直いきなり野球部でやっていけるか心配やったんよ。でも先輩たちが本当に温かく丁寧に指導してくれて、すぐなじめた。素人でも楽しくやれる部活だよね。
クマ:そう。よかったね。今年は春季リーグ三位だったなあ。もちろん目指すは優勝だけど。秋季は結果残せなかった(泣)。部員は三十二人、マネージャー七人。大会前は週三回程度の練習になるし、学祭といったイベントは部を挙げて参加するんだよね。もちろんメインは野球だけど部活内で楽しむことも多いなあ。
しんちゃん:何か妙に説明くさいね!たはっ。誰かに言ってるみたい。
軟式野球部では春季リーグ、秋季リーグの二大会で良い成績を残せるように練習に励んでいます
熊谷 守晃(くまがい もりあき)
工学部機械航空工学科二年

[トライアスロン愛好会]

 トライアスロン愛好会は昨年十周年を迎えたばかりの、九大の中では割と最近にできたサークルです。トライアスロンといっても、日頃トライアスロンの練習をしているわけではありません。日頃はスイム、バイク、ランのいずれかを交互に練習しています。スイム経験者や陸上経験者が中心となって、共にアドバイスをし合いながらやっています。メンバーの中には競技志向、趣味志向、健康志向、とさまざまな人がいて、束縛のない自由な気風のサークルです。大学に入学する前にトライアスロンを経験した人はいなく、大学に入ってから本格的に始めたという人ばかりです。

 トライアスロンの大会は五月から十月にかけてがシーズンで、その間九州各地で行われる大会に参加したり、シーズンが終わる冬にかけてはマラソンの大会や、バイクとランを組み合わせたデュアスロンの大会にも参加したりします。みんながみんな、毎回大会に出るというわけではありません。自分が出場したい大会にエントリーして、大会に参加する人同士で車などを使って開催地に行きます。前日から宿泊して参加することも多く、小旅行みたいな感じで楽しんでいます。大会そのものを楽しむのはもちろんのことですが、大会前の適度な緊張感、大会が終わった後の参加者全員で行われるパーティーも筆舌しがたいものがあります。大会の中で年一回ですが、インカレ予選を兼ねた大会が行われます。今年は二名、このインカレ予選に通過し、インカレ本選に参加できました。

 そのほか大きなイベントに、年二回夏と春に合宿があります。この合宿は九大に限らず、トライアスロンが行われているさまざまな大学と合同で行われるもので、こういう機会に他大学との交流もできます。

園田 正憲(そのだ まさのり)
工学部物質科学工学科二年

[ワンダーフォーゲル部]

 長期休暇時に山登りや自転車旅行をしています。具体的に、登山では久住から始まり北アルプスまで休暇の期間や個人の興味に合わせていろいろなところへ行っています。実際に春は大山でスキー、夏は南アルプス、北アルプス、秋は屋久島、石鎚、大峰、霧島、祖母などへ行っています。自転車では北海道めぐりや九州縦断など。実際には、北海道南半周、東北地方縦断、九州縦断、沖縄一周などをやっています。そのほか都合のつく人だけで英彦山など近場の山に行ったりすることもあります。自転車に関しては近頃温泉を目的とした旅のような様相を呈してきています。

 合宿に対してのトレーニングは、合宿の約一カ月前から週二.三回の割合でやっています。登山に行く人は南公園に行ったり宝満山に上ったり、自転車の人は油山に登ったり、志賀島に行ったり、虹ノ松原に行ったりしています。登山にしても自転車にしても、車や電車などの旅行では味わえないような楽しみがあり、それを目的として活動しています。

●歴史

 昨年、創設五十年を迎え、意外と歴史は古いです。昔は百人を超える部員がいたという時期もありましたが、現在では二十名弱の部員でわきあいあいと楽しく活動しています。

●実績

 合宿がメインとなっており、大会等があるわけではないためこれといった実績はありません。

小路 敬太(しょうじ けいた)
農学部生物資源生産化学コース
農政経済学科

[バスケットボール部]

 我々九州大学バスケットボール部は現在、男子部二十二名(四回生三名、三回生三名、二回生十名、一回生四名、マネージャー二名)、女子部十一名(四回生二名、三回生五名、二回生二名、一回生二名)で活動しています。男子部は週五回、女子部は週三回、毎回三時間練習を行っています。短い練習時間ではありますが、集中して厳しく、また楽しく練習しています。

 もちろん練習だけでなく、九州リーグインカレ、西日本大会、三地区大会など様々な大会に出場しています。特に夏に開催される七帝国大学戦(北海道、東北、東京、京都、名古屋、大阪、九州)においては、七チームでリーグ戦を行う他に、レセプションや学年会といった行事により、他大学との交流を深めることができます。

 これまでOB、OG多数の先輩方の様々な支援により、活動を続けてきたバスケットボール部ですが、男子部は去年九州リーグにおいて予選を順調に勝ちぬき、インカレ出場権を賭けたチャレンジマッチまでコマを進めました。しかし福岡大に破れ惜しくもインカレ出場権を逃しました。そして今年、春先はなかなかチームが上手くいきませんでしたが、秋の九州リーグにおいては福岡大を破り、チャレンジマッチに出場。しかし今年もあと一歩のところで鹿屋体育大に敗れてしまいました。来年こそはインカレ出場を目標にしてがんばっています。

 また女子部は去年の七大戦で全勝優勝を果たしました。今年のチームはまだまだ経験が浅く満足の行く結果が残せていませんが、脚力アップを課題に一人一人の力を向上させ、七大戦をはじめ福岡県春季リーグなど全勝できるチームにしていきたいと思っています。部活動を支えてくれている方々の支援に答えるためにも、男子部、女子部共々、日々一生懸命練習していこうと思っています。

上野 友嗣(うえの ともつぐ)
農学部生物資源環境学科二年

[物理研究部]

 私たち九州大学物理研究部は、パソコンを使った活動を主に行っています。内容は、プログラミングによる様々なゲームやアプリケーションの作成、高機能なパソコンを企業品よりもずっと低価格で自作、優れたデザインと高いアクセス性を維持するWebページの研究、コンピュータを用いて行う作曲や曲のアレンジ、コピー、今話題のコンピュータグラフィックスアニメーションの作成、アマチュア無線など、コンピュータを中心に実に多岐に渡っています。初心者には上級生による各項目の定期講座も開かれます。部員は、基本的にそれぞれが自由に活動し、週一回みんなで集まり、それぞれの活動報告や、学祭やコンパなど年間行事の話し合いを行っています。最近では主に連絡はインターネットを通じて行うことが多くなっています。

 年間行事として、新歓活動、新歓コンパ、夏休み突入コンパ、夏休み研究合宿、フィールドデーコンテスト、テスト終了コンパ、九大祭、クリスマスコンパ、追い出しコンパなどがあり、中でも九大祭は、普段それぞれバラバラに活動している部員がみんな共同し、一つの企画を作り上げいく、大イベントです。去年は、イントラネットカフェを行いました。部員のパソコンを複数台繋げ、その中でイントラネットを作り、部員が作り上げたページやゲームで遊ぶことができたり、掲示板に書き込んだりできるというものです。

 今年はプリクラが取れるコーヒーショップを開くことになりました。プリクラは、パソコンとデジカメ、プリンタ、タブレットを使い再現しました。また、定期講座として、Webサイト(ホームページ)作成講座、プログラミング入門講座、アマチュア無線講座、DTM(コンピュータ音楽)講座、CG(コンピュータグラフィックス)講座などが行われています。

大河内 秀幸(おおかわち ひでゆき)
歯学部歯学科二年生

[法律相談部]

 九州大学法律相談部は、毎月第二土曜日に無料法律相談会を行っています。この相談会は、法学部の教官や弁護士の先生方の協力を得て、広く一般市民の方々を対象に行っているものです。また、年に一度出張法律相談も行っており、二〇〇一年度は古賀市で相談会を開催しました。相談会は次のような流れで行われます。

@学生が相談者から事実関係を伺い、相談者が抱える問題の(法的な)争点を明らかにした上で、
A学生が相談案件の内容を顧問の教官や弁護士の先生方に説明し、御回答をいただきます。

 学生のみで事案の解決に至ることはありませんが、教科書の記述からは得られない現実の紛争を素材にして、法が現実にどのように適用されるのかを学ぶことができるばかりでなく、人間社会を見つめることもできます。

 また、相談会の後には必ず報告会を行い、私たちの学習につなげるべく努めています。先生方の御回答を「聞く」立場ではなく、学生が主体的に「学ぶ」場にするにはどうすればよいのか、日々模索しているところです。 最近は相談者が増加傾向にあり、特に消費者金融に関わるトラブルが急増している点が特徴的です。他にも契約や相続、労使関係に関わる相談も寄せられています。これらの傾向を踏まえ、最近では部員のさらなる意識向上を図りたいと思っています。

 こういった相談活動のほか、夏休みなどに知識を深めるための学習会を行ったり、部員相互の親睦を深めるためのレクレーション旅行を行ったりしています。 下記のアドレスにて私たちの活動を紹介させていただいております。是非一度ご覧ください。

ホームページ:http://www.law.kyushu-u.ac.jp/~soudan/
メールアドレス:soudan@law.kyushu-u.ac.jp
藤澤 義貴(ふじさわ よしたか)
法学部二年

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