ワンダーフォーゲル部



 −大自然の中に身を浸し,その生命の息吹を感じ,そのささやきに耳を傾ける。
何が聞こえてくるでしょうか。−
 ワンダーフォーゲルとはドイツ語で「渡り鳥」という意味なのだそうですが,私たちもその名の如く,日本全国を飛び回っています。現在2年2 名,1 年9 名でわいわいと活動しています。主な活動は登山やサイクリングなどアウトドアと呼ばれるものです。
 活動時期は春夏秋で,沖縄・南北アルプス・屋久島などに行っています。合宿はとても良い思い出となりますが,決して楽なものではないため合宿1 ヶ月前から負荷・筋トレーニングを始め,充分に体力と筋力をつけてから合宿に入ることになります。
 ここで私の個人的な話をしますが,私には山との対話,自然との対話,そして自分自身との対話を大切にしたい,つまり複数人で山に登るよりはひとりで登りたいという思いが強くあります。そういう私がこの部に入ったのは,登山について無知な人間がいきなりひとりで山に飛び込むよりは,登山部に入って修行を積んだ上でそうした方が良いのではないかと思ったからです。私の願いはこの部が,私と同様の考えを持った人達の通過点としての役割を果たすことができたら,ということです。自然の中で友情を深めることは実に素晴らしいことですが,もし私のように自分と自然との直接対話に静かなる憧れを抱いている人がいれば,私達の部室の扉をノックしてもらいたいと思います。

文責:森脇 康介(もりわき こうすけ)
工学部3 年(主将)


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